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初年獣医学生の 獣医師って何だろう

こんにちは ゆう です。

突然ですが、なんと24時現在 馬小屋にいます。 ,,,ハイ  ,,,,,,馬小屋でオールです。ウチの大学にはポニーがいるのですが、そのこ調子が悪いんです。というか瀕死に近いんです。体温と脈拍、それと体の一部の動きだけが生命の火が灯っていることをあらわしています。

後でまた少し触れますがとりあえず話を改めます。
大学が始まって約1ヵ月 獣医学を学ぶのはまだ先ですが、獣医師という職業がほんの少しわかってきました。人にとって動物がどのような存在なのか。獣医はそれにどう向き合うのか。 今まではなかった視点からの考えが多く、自分の意見が揺れるほどのこともありました。   

そんな中で僕が思ったことは 獣医とは動物と経済を繋げる仕事である ということです。

獣医さんというと動物の怪我・病気を治してくれる人といったイメージがある方々が多いと思います。もちろん間違ってはいません。、、、が、彼らはプロであり、彼らが行っているのは紛れもなく経済活動なのです。

ここで授業で習ったことを2点挙げます。



まず1点目 動物は以下のような種類に分けられます。


  • 伴侶動物 (コンパニオンアニマル)

  • 飼育動物 (産業動物、伴侶動物、学校動物 など)

  • 使役動物 (猟犬、救助犬、フェレット など)

  • 展示動物 (動物園、水族館、学校 など)

  • 実験動物

  • 野生動物

これは人間からの動物への付き合い方を基にした分類です。
(この分類って人間が作ったものなのに、ある程度絶対的ですよね。)
このように人間は動物に役割を割り振ります。そしてその役割は動物への医療行為や福祉に大きく影響します。

次に2点目
飼い主が一万円程度の治療を要求したらその程度までのことをする ということです。

上の分類の中でも最も個体として愛されてるであろうコンパニオンアニマルであってもその扱いは飼い主次第で大きく変わります。「病気なら死んじゃってもしょうがない」「そこまではしなくてもいいです」と考える飼い主さんも確かにいます。
また大学とは関係ないのですが、先日酪農をされている方にお話しを伺う機会がありました。(酪農のために飼われている動物は産業動物に分類されます。)そこでもやはり 売り上げよりも費用が掛かるなら治療はできない とおっしゃってました。

冒頭の馬の話に触れます。 といっても筆が遅いせいですでに薬で三途の川を渡っていかれました。最後はやはり「馬は足が動かなければしょうがない、、」でした。この話はまた後日します。

自分はもともと自然科学の中の生物が好きなのでその視点からまとめます。
・純粋に動物が好き 
・興味がある 
・学びたい
といった理由で獣医学科を選ばれる方が自分を含めて結構います。また当然ですが動物を助けるために獣医学部に入った方々がたくさんいます。多くの部分でその望みは叶うと思われますが必ずしもそうではない部分もあります。獣医師は基礎科学の研究者に比べると商業的な面が強い傾向があり、動物の治療はもちろん大切ですが、動物を人の望むかたちにするといった働きの強い職業だからです。

獣医師はひとに寄り添った職業だと思います。


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