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僕は21歳で(大学3年生)
1,000万円の出資を受けて、起業した。

おさらいだが、当時の僕にはお金も人脈も、知識も経験もなく、あったのは「彼女の夢を叶えたい」という気持ちとヤル気だけだった。

当然ながら、親や友達からは
かなりの心配や否定をされていたが、
それでも自分の中の「やりたいスイッチ」が入ってしまうと、これはもう止められない。

起業して、一番初めにやったことは
「営業」だった。

用意したものは2つ、PCと電話。

そして、出資者から教わったことは1つ。
「調べて、電話して、会って、売ってこい」
だった。笑

パソコンで調べて、電話番号やメールアドレスを探して、営業リストを作ってそこに電話をかけて、アポ組みをした。

初めは、電話をかけることに緊張していたが、上手く話せるように事前にトークフローを作って、その通りに話すことでスムーズに話せるようになり、どんどん慣れていった。

たくさんガチャ切りされたり、タイミングが悪く怒られたりもしたが、幸いなことに僕はメンタルが強い。懲りずに電話をかける度にコツを掴んで、話すのが上手くなっていった。

この時の経験で
「量をこなして、質が生まれる」と
いうことを学んだ。

そして、その後すぐにやり始めたことは
「リストマーケティング」だった。

商品を売るためのページ(LP)を作って、リスト(潜在顧客)を集めて、そこに商品を売っていくという、シンプルな方法だ。

当然、何もやった事がないので知識がない。
出資者にどうすればいいか聞いても、答えは1つ。
「自分で調べてやってみろ」だった。笑

今思えば、
そのおかげで調べるクセがついた。
「競合を色々と調べた中で、マネをして良いとこどりをすれば良い」ということも学んだ。

僕は、いろんな競合のページを調べて、
良さげなページの文章をコピぺして、少し書き換えて、テキストにまとめていった。

「調べて、文章をコピぺして、整える」
これぐらいなら何もない僕にだってできる。
ただ、ページを作るにはまとめた文章をデザインに起こさないといけない。これは僕じゃ無理だ。。

「自分でできないなら誰かにやってもらおう」

僕は、テレアポをして、仲間づくりをすることにした。

デザイン会社を調べて、電話をして、会いに行って、話してきた。

「ページを無料で作ってもらえないですか?」と。

21歳の無名の大学生が起業して、プロのデザイン会社に向かって、無料でページを作ってくれないか?と相談をするのだから、今思えば、無茶苦茶な話だ。

ただ、僕はそこにこう付け加えた。
「収益の中から10%をお支払いします」と。

ところが、たくさんのデザイン会社にアタックしても、全く相手にしてもらえない。
「実績は?」と聞かれて、見せられるものもない。

約100社に電話をして、20-30件話して、ようやく1社、興味を持ってくれた方がいた。

僕はその方に会いにいき、全力で熱量をぶつけた。
おそらく、当時の僕の話なんて中身もなく
目も向けられない内容だったと思う。

ただ、熱量が届いたのか
「やりましょう!上手くいかせましょう!」
と言ってくれた。

今でも、webデザイナーの高野さんには感謝している。

「本気で情熱を伝えられれば、相手に気持ちが届いて協力してくれる。」同じようなことを何度も経験した。

やっぱり、やりたいことはどんどん発信した方がいい。

高野さんと何度かやり取りをしながらページを作ってもらった。

のちに、ひと月で億を越える売上や数千万円の利益が出た時もあったが、僕の報酬はずっと15万円ほどだった。

その時はまだ、「株主と社長」の関係性など、何も知らなかったが、ここは知っておかないと大きな損をすることになるので、これから起業する人には知っておいて頂きたい。
※ここに関しては次の記事でお話しします。

事業がそれなりにうまくいき始め、
起業して約1年が経った頃、
退路をなくして、事業に集中するつもりで
僕は、大きな決断をすることになる。

「よし、大学を辞めよう!」

そして、その後すぐに、
僕は人生で最も大きな経験をすることになる。

そのことについては、
この記事では書き切れないので、
次回の記事を楽しみにして頂きたい。

さて、今週も1週間、
頑張っていきましょう!!


最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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