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四季と時間の観念。

(初心に戻るため)昔の日記を公開しています。

2015年8月17日(2:41)

京都に住んでいた時に楽しんでいた和菓子つくり。苺大福、柏餅、葛羊羹などを作っていた。

和菓子の魅力は、風景や四季の移ろいを食材を用いて表現するところ。例えば「水面」という和菓子は、水面に浮かぶ藻に桜の花びらが揺れ動く、その一瞬を表現している。自分の手の温かさで柔らかく変化していく生地、そして指の動きで造形していいく喜び。小さいころ、工作教室に通っていたのを思い出す。

四季の移ろい…日本では、春はお花見、夏は海、秋は紅葉狩りに冬は雪遊び…と一年間、色々な行事を楽しむ。目の前の情景は、和菓子職人でなくても、誰にでもわかるように移り変わる。

さてはフィリピン。乾季と雨季はあれど、特に景色が大きく変わるわけではない。そこに、時間に対する考え方に違いが生まれるのかなあと感じている。

特に日々何の変化も起きない常夏の国の良さも勿論ある。食べ物は、そこら中になっているし、田舎で飢え死にすることは無い。だからこその楽観的な、ラテンなノリがあるのかなと思う。

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