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コロナ禍での育児は不幸か

「天真爛漫」と「自由奔放」という言葉がぴったりのまもなく3歳になる息子。

息子が産まれてまもなくしてからコロナが世界に広がり、パパも在宅ワークが増えた。
家にいる時間が長くなり、一緒にご飯を食べたり、お風呂に入ったり、お布団で横になったり、息子と過ごす時間が増えた。通勤時間が片道1時間半かかるため、定時に上がったとしても家に帰ってくる頃には息子は寝る時間。本来であればあまり会話できず寝顔ばかり見ることになるはずが、たくさん触れ合えている。息子もパパと一緒を嬉しく感じているようだ。

もちろん、良いことばかりではない。
在宅ワーク出来ていることは恵まれているが、お給料は減っている。すくすく成長していく息子は食べる量も増え、パパも家で食べることになり、食費は高くなる一方。家庭は火の車だ。毎月家計簿をつけるのも嫌になるくらいマイナスばかり。
息子の保育園は行事を全て取りやめており、お遊戯会や運動会などを楽しめていない。
おでかけもなかなかできず、本当はできること、行けるところが行けず経験値は低いだろう。

3歳までの子育てがとても重要などと言われているが、どのくらいやれているのだろうと考え出すとキリがない。

しかし、家族で一緒にいる時間は確実に多い。
こんな小さな頃の記憶なんて残らないかもしれないが、愛されている実感、家族でいる楽しさを感じてもらえればいいと思う。

たくさんの人が亡くなり、職を失い、コロナで良かったと思うことは絶対にないが、コロナのせいで子どもが不幸だ、今の子どもたちは可哀想だと他人に思われるのは少し違う気がする。
もちろん遊べるところも少なく、お友達との関係も築けず、本来であればできたのにと思うことは多々あるが、その中で学べていることは必ずある。おそらく子どもたちは自分のことを不幸だなんて思っていない。今の現状の中で、幸せを感じる、幸せを見つけることのできる天才だと思う。そんな子どもを見習いたい。

まだまだウイルスとの攻防が続きそうな世の中、しっかり対策はしつつ、たっぷりの愛と家族の時間、そして少しずつでもさまざまな経験をさせてあげたい。



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