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精神保健福祉を学ぶ理由

皆さん、おはようございます ^^) 

私は今大学の通信教育部にて「精神保健福祉士」の受験資格を取得するために勉強しています。

精神保健福祉士(国家資格)とは、精神障害者の保健及び保健に関する専門的知識及び技術をもって、精神病院などの医療機関や、精神障害者が社会復帰を目指す施設を利用している方々の、社会復帰やそれに関する相談に応じ、日常生活への適応のために必要な訓練やその他の援助を行うこと(=相談援助)を仕事にしています。

つまり、簡単に言うと、精神保健福祉士は、精神障害者など精神に何らかの疾病や障害を抱える方に対して相談援助行うソーシャルワーカーです。

働く場所は、精神科病院や地域の精神保健福祉センター等が多いですが、いまでは活躍の場が広がり、メンタルヘルスのケアの観点から学校や企業でも働いておられる方もいます。

教育協力を行う私がなぜ、この資格を目指そうと思ったのかについてお話します。

世界では、紛争や環境問題など、さまざまな問題が起きていますが、子どもたちには、どのような困難に直面したとしても力強く夢を持って生きてほしいと思っています。そのために、教育を通してメンタルヘルスを充実させ、困難を乗り越えるレジリアンスを身に着けることが重要だと考えています。

教育支援の中では、その国のカリキュラムや教科書の開発支援、教師教育のための教材づくりやプログラムの開発支援をしていますが、その中に、このメンタルヘルス充実に関する知識や技術を取り入れることができればよいのではないかと思ったのです。

どういう風に教育に組み込めるか、どのようにこの知識を生かせるかは模索中です。まだ実際には現場では使っていませんが、精神保健福祉分野の勉強は、学べば学ぶほど奥が深く、とても面白いのです。

精神科医療とか、精神障害者のリハビリテーションや地域生活への移行など、さまざまな勉強をするのですが、この精神保健福祉における相談援助の知識や技術は、日ごろの人間関係のなかでも、人をより良く理解し、周囲と良い関係を築くために、とても大切だと思っています。つまり、専門的な分野(精神科医療)だけでなく、日常でも生かせる知識や技術だと思うのです。

人がお互いによりよく理解し、助け合おうとする姿勢で、世界はもっと生きやすくなるのではないかと思います。

話は変わりますが、精神疾患は誰でもなりうる病気です。
日本で精神疾患を有する方の数は、入院と通院を合わせて約419.3万人(入
院:約30.2万人、外来:389.1万人)もおられます(厚生労働省 2017年)。

そのうち一番多いのが、統合失調症で約80万人となっています。これは、全人口の約0.6%です(2023年)。また、世界各国でも、生涯のうちに統合失調症を発症する人は全体の人口の0.7%と推計されています。つまり、100人に1人弱の方がかかかる病気です(こころの情報サイト)。

仕事に生かそうとして、学び始めた精神保健福祉ですが、その知識や相談援助の技術は、生きていく上で、周囲や社会での関係を築くうえで役にたつと思っています。

国家試験の受験資格を得るために、実習も必要ですが、こつこつと頑張っていきたいと思います ^^


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