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地獄のライフハック

GWが明けました。去年に引き続き、緊急事態宣言期間に重なった大型連休でしたが、みなさんいかがお過ごしでしたか。

子供のいるGWが始まってもう10年になりますが、最初の5年くらいは私は辛かった記憶しかありません。

家でゴロゴロするにも、少なくとも5日くらいあるGWは一人で遊べない幼児には長く、連日人でごった返す遊び場に出かけては消耗戦。

浅くなる息を、これはいかんとできる限り大きく吸って、出てくる叫びは「ほいくえーーーーーん!せんせーーーーーい!」

2年ごとに出産していたので、1年ごとに【GWに妊婦】と【GWに0歳児がいる】【しかも幼児が増えていく】を繰り返している状況がどんなものか、よくわからないと思いますが、自分でもどうやって乗り越えていたのかよくわかりません。

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しかし最近その状況が変わってきました。

なんと、子供たちが大きくなってきたのです。永遠かと思われたオムツ交換も終わり、なんとベビーカーも使わなくなり、おしゃぶりさえも卒業。

もういろんなものが卒業に次ぐ卒業。

最近は10歳の第一子の長女が頼りになるようになってきたので、プールに行ったら4歳の第四子を着替えさせてくれたり、シャワーを浴びさせてくれたりしてくれるようになってきました。

ママがいなくてもプールが成り立つ・・・!

わーーい!私本当はね、プールよりアスレチックより、机について絵を描くのが好きなんだよーーー!そんな正直な気持ちを口に出していい時が近づいてきました。

しかし今年のGWはなかなか大胆に遊びに行けない状況なので、家事に精を出していました。地味に。地道に。やることは無限にあります。

◆全員分の服の衣替えをする。

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地獄。

◆全員分の靴を洗う。

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地獄。

進むも地獄、引き返すも地獄ですが、衣替えにおいて、我が家のライフハックをご紹介。

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◼️お下がりをスマートにわかりやすく

四人兄弟がいる我が家では、いつからか「男女どちらでも着られるTシャツ」「男女どちらでも着まわせる下着」を買うようになりました。

そこに間違いなく湧いて出るのが「これは誰のだ問題」。

服って不思議です。子供たちは自分の服はわかるのに、自分以外の服はビタイチわからない。パパもわからない。ママが一番わかってるけど、ママだけわかっててもママの地獄は終わらない。みんなにもわかるようにするのが、この地獄に差す光明です。

そこで編み出したのがこの暗号「・・・」。

第一子には「・」
第二子には「・・」
第三子には「・・・」
第四子には「・・・・」

シャツでもズボンでも靴下でもわかりやすいところに記入。
お下がりになる時には「・」を一個書き入れる。

「名前」をいちいち書いてたらお下がりにしにくいし、1番目から4番目までお下がりする頃には名前書く場所なんかなくなりますし。

いちいちサイズで誰のか確認する手間も省けるし、おばあちゃんや子供達に畳むのをお願いするときも、わかりやすいと評判です。

第一子から第四子までお下がりを完遂できた服がサイズアウトする時は、とっても感慨深いです。

お世話になってる保育園に通う人の中に我が家と同じ苗字の人がいないので、名前の記入は全て苗字のみでおしまい。「フルネーム書くなんて贅沢なこと」と、三人兄弟を持つ先輩ママさんに教わりました。

第四子までお下がりを完遂させたい強欲な私の必需品もついでに紹介。

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ミリタリーワッペンと裁縫用ボンド「裁縫上手」〜〜〜〜〜!ミリタリーワッペンが前は普通のだったのに最近『アイロンワッペン』になってて辛いのですが(アイロンが必要だと?しかもすぐ剥がれてしまうし)、この「裁縫上手」との併用で乗り切ってます。
キャラのワッペンよりも男女共に使えるのが実はミリタリーとは。かっこいいしね。

◼️大量の汚れた靴を一気になんとかしたい時に

全員分で何足あるの?という靴は、

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この洗剤に漬け込んで2時間待って、洗濯機に放り込んでみました。
「最近は泥だけ落としてネットに入れて洗濯機に入れてる」という友人が多数いて、そうなんだ!とそれでいいんだ!ともらった勇気。もうブラシで一足ずつこすり洗いするなんて辛いよ。令和なんだよ。文明よ助けてよ。

「スニーカー、乾燥機までかけたらめっちゃふかふかに復活した」という友人もいて、おうおう本当かよと乾燥機のスイッチを押す私。一足のために乾燥機かけることはためらうけど、10足あったらもういいでしょう。ゴロンゴロンと回してやりました。

走ったらピカピカ光る靴があるじゃないですか。あれがゴロンゴロンと回されてる間ずっと光ってて、謎の罪悪感に襲われました。ラプンツェルの靴、ランタンをイメージしたライト。ドラム式洗濯機の中で儚く点滅しています。胸が無駄に痛い。

でも大丈夫。乾燥が終わってもまだ光ってました。靴は全部ふかふかです。文明の勝利です。

(マジックテープだけ気をつけないと他の靴とくっつくよ、と後から教えてもらいました。もし挑戦なさるご家庭があったら気をつけて。)


ぜんっぜんお酒が飲めない私でも「ああもう飲まないとやっとれんわ」と思うくらい色々やってらんねえ昨今ではありますが、

最近まで全然乾燥機能が働いてなかった洗濯乾燥機を日立のお兄さんに直してもらって(奥のフィルターの埃をとってもらっただけ)俄然調子が良くなってから、私の気持ちも明るくなりました。

そんなことで「やってらんねえ」毎日が少し変わるので、立ち止まってきっちり思っておきます。家電よありがとう、お兄さんありがとう。

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強いストレスがかかっても心身の健康を保ち続ける人がいます。

そういう人は「心が強い」わけではなく、コントロール可能な部分に気持ちを集中させることができる人だろうと思うのです。

ニュースを見ても天気を見ても子供を見ても仕事を見ても、コントロール不可能な部分があまりにも多すぎる世界で、生活を一歩前に進めてくれるライフハックの発見に「おお」と思って笑っていたいのです。

昨日洗ったばっかりなのに「帰り道、沼にズボって入っちゃったー」とSくんに言われても、今日も笑って乗り越えていこうと思います。

沼・・・・?


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