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本から広がる世界

みなさんはありませんか?
楽しいと思えることがなくなる、行きたいところもない、友人にも会いたくない、とにかく何もしたくない、気力がなくなってしまったこと。
本当になにもしたくない。けれど生きていくためには仕事へ行き、家に帰れば家事をする。こんなことがこの先も果てしなく続くのかと思うと憂鬱で涙がでる。

そんな私を救ってくれたのが、読書でした。

仕事のお昼休みに行く本屋さんで何となく本を探していたときに、著者がどなたかは覚えていないのですが、一年に100冊の本を読み、5年続ければきっと今までと違う何かを感じることができる、そんなことが書いてあったように思います。
心の中が空っぽで真っ暗闇にいた私にとっては暗闇の中に小さな光を見つけたような一瞬でした。

それまでも本を読むことは好きだったのですが、1年に100冊という何か目標のようなものが見つかったことがその時の私には新しい見方だったように思います。

その日以降、読んだ本をノートを付け始め、ようやく33冊目。

33冊読んだ今思うことは、本から得られる知識が自分を変えるというよりも読書週間が私の脳を変えたように思います。

今まで通勤電車では会社の嫌なことが頭から離れずに、なんとなくずっとそのことに染まっていた気がするけれど、通勤電車内での時間その本に没頭すると頭の中が切り替わって気持ちがすっきりします。

意識して本を読むということで、電車の中でなんとなくスマホを見る時間もなくなりました。本屋さんへも頻繁に立ち寄るようになり、その習慣も私に生きる活力を与えてくれているように思います。
ただ何となく本を読んでいた時よりも、100冊を目安に読もうと意識することで読書への向き合い方が変わった気がします。

そして1冊1冊読んだ本を記録すること。
そのノートが埋まっていくのを見ると積み重ねているものが自分にもあると思えるのか、自己肯定感が高まったように感じます。

本はじっくりと味わいながら読むのもいいと思いますし、装丁に惹かれた本を読むのもいいと思います。

本を1冊読み終わるころには次に読みたい本、同じ著者の違う作品と次から次へと読みたい本が現れます。


これから読みたい本がたくさんある。そのことが何もなく心が空っぽだった私に大きな活力を与えてくれました。






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