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認知行動療法との出会い

思いがけず6年間通院していた心療内科をやめることになった後も広場恐怖症と不安感は強くなり、
「私はこのままどうなるんだろう。薬も飲めないし再起不能になったらどうしよう。子供も育てないといけないのに、生活費も稼がないといけないのにどうしよう」
と絶望していると、本好きの友人がお見舞いにとお菓子と本を持って来てくれました。

1人では外に出られないし、自分では何かする気力も無かった時に、誰かに”こんなのがあるよ”と勧めて貰えるのは素直に有り難く、頭はズーンと重くても心は感謝で胸がいっぱいです。

その本は創元社の「パニック」という認知行動療法の本でした。
私はそこで初めて薬以外の治療法があると知り、感動でドキドキ。
これが私と認知行動療法の出会いでした。

読んでみると初心者に分かりやすく、パニック症とは何なのか、どうして起こるのかという理由や認知行動療法のやり方が細かく書いてありました。
もちろん、人によりますが、治療効果も薬と同じくらいあり、再発の確率も少ない。
"ほとんどの人には、まずこの治療法から始めるように勧めます"とあり、私にピッタリだ!と光が差したように感じました。
薬を飲まないと治らないのかと絶望感で一杯な私でしたが、パニック症を治すために何か他にやれる事があるというのはとても嬉しい事でした。

それからは認知行動療法をして下さる病院を探し始めました。

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