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より良いTeamにするための心理学入門まとめ

以下の記事を参考にネット全体に奉仕する企画をまずは3ヶ月続けてみようと思います。

現在、wevoxというエンゲージメント・サーベイツールに関わっているので、Teamをより良くする縛りで奉仕していきます。

今回は「より良いTeamにするための心理学入門」についてまとめてみようと思います。(以下、マンガでわかる! 心理学超入門を参照して記載)

上司のタイプを知ろう

Teamをより良くするために「自己理解、相互理解」が大事だと思っています。

「相互理解」の文脈でwevoxでは、人間関係の「上司との関係」と「仕事仲間との関係」を定点観測しています。

上司のタイプを知ることで、仕事が円滑に進むこともあるかと思っています。

上司に必要なリーダーシップについて、社会心理学者の三隅二不二氏はPM理論でそのあり方を説明しているのでまとめてみました。

P機能(パーフォマンス・ファンクション)=「目標のため部下に働きかけること」
M機能(メンテナンス・ファンクション)=「集団の存続のために部下に配慮すること」

以下の図では、大文字はその機能が強く、小文字はその機能が弱いことを表す。

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PM型:理想の上司タイプ
目標達成能力、集団維持能力がともに高く、理想的なリーダーシップを発揮
例)この仕事が終わったら打ち上げやろう!
Pm型:仕事人間タイプ
目標達成能力は高いが、集団維持のへの配慮が浅い
例)よし、今月もノルマは順調だな
pM型:平和主義タイプ
集団の維持・強化を優先しますが、目標達成は疎か
例)もう仕事は明日でいいから飲みに行こう
pm型:遊び人タイプ
目標達成能力も、集団維持能力共に低い
例)定時だから帰ろう

皆さんの上司はどんなタイプですか?

タイプを知ると上司の言動に理解が深まり、例え共感は出来なくても、理解が出来ることで仕事が円滑に進むこともありそうかなと思いました。

上手な仕事の断り方を身につけよう

1日は24時間で制限があり、1人の人間が出来る仕事の量にはどうしても限界があります。

そこで、肝心になるのが断り方。相手の気分を害さない適切な断り方を身につけたい人も多いでしょう。

そのために身につけておくと良さそうなのが、主張的反応(アサーション)です。

アサーションに必要な4つの前提があります。

①誠実であること
相手との信頼関係を築くためには、嘘偽りを話してはいけません。
相手を騙そうとしたり、操ろうとしたりせず、正直に心を込めた態度で接しましょう。

②率直であること
回りくどい言い方やおどおどした言い訳では、あなたの気持ちや状況が相手にうまく伝わらない可能性があります。だからといって攻撃的になって仕舞うのもいけません。言い方は大事ですが、はっきりとシンプルな言葉を使って、気持ちや状況を相手に伝えましょう。

③対等であること

立場や年齢が違ったとして、相手も同じ人間。必要以上に卑屈になったり、高圧的になったりせず、常に他者への敬意を持って接しましょう。

④自己責任を持つこと
自分の言葉や判断は、誰のせいでもありません。自分のものです。相手の言いなりになってはいけません。嫌だと思ったら、嫌だという気持ちを上手に伝えましょう。その結果、自分の思い通りにならなかったとしても、少なくとも相手はあなたの気持ちや状況を理解してくれるでしょう。

攻撃的主張(強がる。自分本位に他人の欠点を指摘する。一方的に主張する。責任転嫁する。)や非主張的反応(引っ込み思案。他人本位。相手の意見に対して黙る。弁解がましい。)のような行動ではなく、主張的反応(アサーション)をするとチームメンバーとより良い関係性構築が出来るのではと思います。

課題の分離を身につけよう!

個人心理学を提唱した心理学者アルフレッド・アドラーは、自分の思い通りに他人を変えようとする行為は、人間関係において問題を生じさせるものと考え、否定をしました。

人間関係において何らかの問題があったとき、それを解消させるための課題は、誰のものなのか?

まずは自分の課題と他人の課題をわけ、もしそれが他人の課題であったなら土足で踏み入らない。これが課題の分離です。

実際に活用するためにいくつかの事例をまとめてみます。

<仕事編の課題の分離活用例:感謝を求めない>
所属する会社や上司、仕事のパートナーに貢献することは当然と言えるでしょう。しかし、誰も感謝をしてくれなかったとき、不快感を感じるのはよくないことです。感謝をするかどうかは他人の課題です。自分のした貢献が誰かの役に立ったことを確認できたらそれだけで自己満足しておきましょう。他者貢献は自分が共同体の一員として存在価値を確認するためのものです。
<恋愛編の課題の分離活用例:我慢はしない>
相手に嫌われたくないから我慢をする。円滑な人間関係のために時には我慢も必要かもしれません。しかし、本来相手が自分を嫌うかどうかは相手の課題なので、自分にはどうすることもできないものです。我慢を重ねればストレスが溜まって爆発してしまい、それで本当に嫌われてしまいます。相手に不快や不満を感じたら、その都度上手に伝え、不要なストレスを溜め込まないようにしましょう。
<新人教育編の課題の分離活用例:やらせて見守る>
人に何かを教えるのは、その人が出来るようになって、いつか任せられるようになることを期待してのことです。しかし、任されていないということは、責任を負っていないことでもあります。責任がなければ、いつまでも自分の課題として考えられません。失敗してもいいという気持ちで任せて、じっくり見守りましょう。

アドラーの影響を受けたカナダの心理学者エリック・バーン「過去と他人は変えられない。しかし、いまここから始まる未来と自分は変えられる」という言葉を残しました。

さいごに

Teamをより良くするために、「自己理解」「相互理解」することの大切さを心理学の本を通じて伝えてみました。いかがでしたか?

人間関係に悩まれる方は、慣れるまで大変かもしれませんが「課題の分離」を身につけるチャレンジをしてみるといいかもしれませんね!

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