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そっと。

じゃあいくよ。
そう言うと、彼は私の目を覆っていた手を少しずつ離し始めた。
まだだよ。
5数えたら目を開けてみて。
5、4、3、2、1
私はそっと目を開く。
目の前に広がっていたのは、
なんとも形容しがたい、幻想的な光の数々。
いつもありがとう。
これからもよろしく。
涙が溢れた。
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