少年

その少年はいつも同じ場所で、脚を広げて座りながら何かを書いていた。あるときは笑いながら、あるときは怒りながら、そしてあるときは泣きながら。私は何してるのと少年に声を掛けてみた。すると少年はこう答えた。「ぼくは旅人の物語を書いているんだ。みんなで自由になるために。」#140字小説 #小説 #ショートショート

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