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横断歩道ゲーム 2nd

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横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ28

横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ28

横断歩道ゲーム 第5回世界大会

団体戦 結果

第1位 シンガポール
第2位 日本
第3位 ドイツ
第4位 中国
第5位 フランス
第6位 南アフリカ
第7位 韓国
第8位 グレナダ


第15位 ロシア



第29位 ルーマニア

失格 アメリカ
#小説

横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ26

横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ26

「勝ったのは、シンガポール!日本惜しくも敗れる〜!」

「シンガポールの気迫が少し上回ったか!日本とのタイム差はわずか0.18秒!日本わずかに及ばず!」

「最後は執念の飛び込み!こんな光景見たことありません!」

−すばらしいですね。
#小説

横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ25

横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ25

「やってきたのはシンガポール!強い!しかしすぐ後ろから日本が来ている!!」

−面白くなってきましたね〜!

「3走ベイカーから一気に流れが変わり、そのまま順位を維持しているシンガポール!そこを後ろから追っている日本!」

−日本詰めてきましたね。

「徐々に徐々に差を詰めてきた日本!日本のアンカーは田中!田中です!個人競技では圧倒的な勝負強さを見せたこの男!軽快な足取りです!」

−アメリカも来

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横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ24

横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ24

「さぁさぁこの大会もいよいよ大詰め!クライマックスです!」

「第4走者から第5走者にバトンが渡ろうとしています!」

「まず、やってきたのは、、、」
#小説

横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ23

横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ23

「第四走者にバトンが渡りました!先頭は変わらずシンガポール!それに日本が続く!両者の距離はもうほとんどなくなってきた〜!!」

−これは逆転ありえますよ!

「3位争いをしているのが、ドイツ、アメリカ、フランス、中国。今、僅差でドイツのバトンが渡った〜!そして他の3チームも続く!4者ほぼ同タイム!これはわからなくなってきた〜!」

−後ろの集団も熱いですよ!

「さらに後ろ、入賞争いだー!!7位に

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横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ22

横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ22

「第三走者は距離が長い!ここで順位が入れ替わるのか⁉︎先頭は他を大きく突き放して、シンガポール。続いて日本が2位に上がってきた〜!日本いいペース!そしてドイツ、フランス。アメリカも第二集団に近づいてきています!」

−日本いいペースですね。

「はい!日本のエドワード、軽快な足取り!アメリカは世界ランク2位のフィリーがフランスを捉えたか!」

−わからなくなってきましたね。

「さらに後ろから、中

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横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ21

横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ21

「グレナダどうしたのか⁉︎いや徐々に順位を上げてきている!第二走者へバトンが渡る。綺麗につながりました。最後の集団はロシア、インド、ルーマニア。」

「さてさて先頭集団は、、、おーっ!ベイカーが来たーっ!やはり強いっ!強い!シンガポール一気に先頭に出る。さらに突き放しにかかる。続くドイツ、日本、フランスは離されないようになんとか付いて行く!アメリカちょっと遅れているーっ!」

「シンガポール、後ろ

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横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ20

横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ20

「スタートしました!まず飛び出したのはアメリカ!!一気に突き放しにかかる!続いてシンガポール、ドイツ、フランス、日本!競り合っております。今大会大注目のダークホース、グレナダは出遅れている!さて、どうなる⁉︎」

−今回は距離が短いですからねー。

「そうですね。今回の団体戦は短期決戦です。バトンミスは命取りになります。おーっ!先頭のアメリカ、早い。もう第一走者から第二走者にバトンがわ、、、。おー

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横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ19

横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ19

「皆様こんにちは!毎度お馴染みの、CATC実況のマルティーノです。今回も解説のウェリスさんとお送りしていこうかと思います。宜しくお願い致します。」

−よろしくお願いします。

「さて、横断歩道ゲームもいよいよ大詰め。とうとう最終日。団体競技です。個人競技も白熱の闘い、私マルティーノ、涙なしには見られませんでした。ウェリスさんいかがでしたか。」

−そうですね。今回はかなり波乱の展開がありましたか

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横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ18

横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ18

空は快晴。

風は良好。

大会最終日。

団体競技。

昼のラスベガス。

ベラージオの前。

30カ国の選手達。

大勢の観客。

いよいよ競技が始まる。
#小説

横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ17

横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ17

そうして数日が経ち、
とうとう大会最終日前日となった。

各国の選手それぞれが
それぞれの持ち場から
個人競技を終え
ラスベガスへ集結した。

大会最終日の前日、
各国の代表キャプテンが
ホテルに集められ、

大会運営者により、

大会最終日に行われる
団体競技についての
競技内容や注意事項についての
説明と最終確認が行われた。
#小説

横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ16

横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ16

そんな美しい朝日が差し込む
開放感あふれる店内には
早朝ということもあり
客の数はまばらであった。

そんな客の中に
一際目立つ身体の大きな人間がいた。

髪の毛は長いパーマがかかっており、
その肌の色と図体の大きさから
カリブ海に浮かぶ島を思い起こさせた。

そいつはアイスコーヒーを飲みながら、
目にはサングラス、耳にはヘッドホンをつけ
早朝にも関わらず、かなりノリノリだった。

声には出してい

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横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ15

横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ15

朝のラスベガスは
ここが眠らない街なのか?
と思うほど辺りはシーンとしている。

昨日の夜、他のみんなより
いち早くラスベガス到着した田中は
ホテルや建物のネオンの光や
幻想的なショーに圧倒される中
個人競技の疲れが残っていたのか
昨晩はホテルで軽めの夕食と
シャワーを浴び、早めの休息を取った。

そのため今朝は早めに目覚めた。
田中は早朝の散歩をすることにした。

日の出前にホテルを出たので

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横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ14

横断歩道ゲーム 2nd inアメリカ14

日本代表はまずまずの結果を残し
最後の団体競技に望むこととなった。

田中の大健闘を始め、
日本代表それぞれが
それぞれの持ち味を充分に発揮し、

現在、日本は今大会のランキングで
6位につけていた。
#小説