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横断歩道ゲーム 東横線イベント3
無事イベントは終了した。
結果は以下の通りとなった。
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代官山『モデル歩きで渡れ』
成功
中目黒『爪先立ちで渡れ』
成功
祐天寺『ナンバ歩きで渡れ』
成功
学芸大学『横歩きで渡れ』
成功
都立大学『ムーンウォークで渡れ』
失敗
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１日がかりのこのイベントを
４勝１敗という形で
なんとかやり終えた。
まずまずである。
田中は
確かな手応えを胸に
家路に着いた。
#
横断歩道ゲーム 東横線イベント2
今回のイベントの内容は
イベントという名だけあって
通常とは異なり少し変則的なものだった。
が、やることとしてはかなり明瞭であった。
クリア条件が
信号が点滅になる前に渡り切れ。
※但しクオリティは問わない。
の１つのみであり、
駅それぞれのミッション内容が以下である。
代官山『モデル歩きで渡れ』
中目黒『爪先立ちで渡れ』
祐天寺『ナンバ歩きで渡れ』
学芸大学『横歩きで渡れ』
都立大学『ムーン
横断歩道ゲーム 東横線イベント
イベント当日。
田中は休日にしては珍しく早起きをし、
軽く食事を済ませ家を出た。
朝９時に出発し
家を出てから約１時間で渋谷に到着した。
渋谷はいつも通っている勤務先であるが
そこから東横線で先の駅に行くのは初めてだった。
山手線から歩いて、地下に潜り東横線のホームへ向かい、渋谷駅始発の電車に乗り込む。
電車が出発し、約１分で代官山に到着。
階段を登り改札を出る。
駅を出た瞬間から、高
横断歩道ゲーム 戦績
1.『誰よりも早く渡り切れ！』
20XX年○月△日、未達成、
敗因・・・フライング
2.『誰にも触れずに渡れ！』
20XX年○月△日、未達成。
敗因・・・横断歩道外歩行
3.『15〜20秒の間で渡れ！』
20XX年○月△日、達成。
1CTC獲得。
#小説
横断歩道ゲーム in新宿4
我ながら完璧な歩行だった。
反省が活きたようだ。
田中は爽快な表情をしている。
田中は久し振りに、柄でもなく居酒屋で一杯やろうという考えが頭を過ぎったが、やはり結果を見るまでそんなことをしている場合ではないと思い直し、楽しそうに騒いでいる人々を横目に、家に帰ることにした。
新宿から一度乗り換えをし、約40分で家に到着した。
都心から離れた家は
駅から徒歩６分の場所にある。
1Kで２階建て
横断歩道ゲーム in新宿3
会場に着いた田中は、
喫茶店でのシュミレーションを踏まえ、
まず横断歩道の幅、信号切り替えのタイミングを確認する。
そして歩行者の人数、男女比、年齢層、服装、持ち物などを把握する。
今回のミッションは
『15〜20秒の間で渡れ！』
である。
今回こそ確実にクリア可能なものを選択。
この距離で15〜20秒は
かなり余裕がある。
５秒の幅はかなり有難い。
大丈夫だ。
田中はスタートラインに
横断歩道ゲーム in新宿2
喫茶店に入った田中は
ブラックコーヒーを注文し
ノートに過去２ゲームの敗因を洗い出した。
フライング、横断歩道外歩行。
兎に角、今の世の中のGPS機能は相当精度が高いということだ。誤魔化しは全く効かない。
まずフライングに関しては、
横断歩道ゲームは陸上競技のように
スタート合図の音が鳴らない。
そのため信号を良く見る必要がある。
ある程度予想は必要だが、勘でのスタートはギャンブルでしかなく
横断歩道ゲーム in原宿3
なんとか渡りきった。
今回は上手くいっただろう。
第２戦を終え田中は一息ついたが
時計を見ると休憩終了10分前だった。
田中はダッシュで仕事場に戻った。
午後はミッションの結果が気になって
仕事が殆ど手に付かなかった。
仕事が終わったのは午後6時。
速攻スマホを取り出す。
アプリを開く。
結果。
〈過去の結果〉
2.『誰にも触れずに渡れ！』
20XX年○月△日、未達成。
敗因・・・横
横断歩道ゲーム in原宿2
田中は仕事を終えると早々原宿に向かった。
そして田中はどういう訳か
わざわざ遠回りをして
原宿駅前から竹下通りを通る。
この人ごみの中で誰にも当たらないように歩くことができれば、本番は余裕ではないのかという考えからなのか。
足早に竹下通りを進む田中は黒人に声を掛けられるが華麗にスルー。また女子中高生にぶつかりキモがられないよう、体の向きを自在に操りスマートに歩くことを心掛けた。
通りを抜け
横断歩道ゲーム in渋谷3
初試合を終えた田中は
緊張から解き放たれたのか
若干安堵の表情を浮かべた。
仕事が始まるまで
まだ時間があったので
田中はそのまま駅向かいの
スターバックスコーヒーに入った。
お気に入りの抹茶ティーラテフラペチーノを頼み、受け取ると２階の上がりスクランブル交差点が見える窓際に腰をかけた。
一息つく。
結果は30分程度でマイページに反映されると、規約に書かれていたので、その時間まで、交差点を
横断歩道ゲーム in渋谷2
大勢の観衆？に囲まれる中
田中はスタートの時を待つ。
「次、信号が青になったらスタートします。」
とスマホで申請をする。
心臓が高鳴る。
位置は先頭を確保できている。
大丈夫だ。
周囲の様子を伺いつつ
信号を確認する。
車両用信号が
青から黄、黄から赤になる。
いよいよだ。
歩行者信号に目を移す。
心の中で数を数える。
1,2,3,,,
4,,,青,5
田中はスタートを切る。
横断歩道ゲーム in新宿
田中が第３の地として選んだのが
渋谷から山手線外回りで3駅目のここ
アジア最大級の繁華街、新宿である。
少し薄暗くなってきた。
街は夜への体制を整える。
夜のネオンが光る。
今日は花の金曜日。
会社帰りのサラリーマンに、どこかの大学のサークルの集まり、居酒屋の兄ちゃん、髪の盛りが半端ではない姉ちゃん。
凄い人集りだ。
街は盛り上がってきた。
今回の会場は新宿南口。
バスタ新宿の前
横断歩道ゲーム in原宿
若者ファッションの発信地、原宿。
田中はリベンジを果たすべく
昼休み、原宿に舞台を移した。
初試合の反省を踏まえ、
午前中、仕事をそっちのけで
ミッション達成のイメトレを繰り返した。
今回のミッションは
『誰にも触れずに渡れ！』
である。
今回は確実に勝利を収めようとしたのか
なるべく容易なミッションを選んだようだ。
しかし場所は昼間の原宿である。
おしゃれなショップ店員やランチに
横断歩道ゲーム in渋谷
朝7時。
快晴。
田中がまず勝負の地として選んだのが
若者の街、渋谷。
田中の勤務地である。
渋谷は今日も朝から人！人！人！
中には興味深げに
記念撮影している外国人もいる。
ここはスクランブル交差点。
横断歩道ゲーム
記念すべき第１回目。
田中に与えられたミッションは
『誰よりも早く横断歩道を渡り切れ！』
である。
田中は再度イメトレをし勝負に備えた。
そして人混みを掻き分