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オンライン日本語教師で時給30ドルになった話【再現性なし】

こんにちは、ゆうやです。

現在はとあるフランス企業に勤めている会社員ですが、副業で2年ほどオンライン日本語教師をやっています。

元々、日本語教育を専門にやっていたわけではないですが、英語が得意なこともあり、語学には興味がありました。

昔から漠然と、「このまま普通の人生はイヤだ」とか「将来お金の心配をしない生活をしたい」とかいった思いから、投資や副業に興味があり、2020年頃からいろいろ手を出していました。

その一例がこちら

・米国インデックスファンド投資
・仮想通貨・NFT・DeFi系の投資
・ブログのアフィリエイト
・ポッドキャスト配信
・SNS運用
などなど

正直なかなか、すぐには花開かず今に至るわけですが、タイトルにあるとおり、オンライン日本語教師に関してはそれなりに花開いたと思っています。

この記事では、【日本語教育未経験】のわたしがどのようにして、1時間30ドル(2023/9/16現在のレートで約4400円)を得るまでになったかを紹介します。

タイトルに【再現性なし】と書いているので、参考になるかは怪しいですが、こんな一例もあるんだくらいに見て頂ければと思います。

日本語教育の勉強をはじめたきっかけ

忘れもしない2020年のGW明け、朝起きると体調が悪く、そのままずるずる1週間不調が続きました。

時はちょうど、コロナがはじまり、緊急事態宣言が発令された頃。

いろいろな要因はあったと思いますが、心療内科で「適応障害」と診断され、その結果会社を辞めることになりました。

幸い、傷病手当で十分生活できたのと、療養中で時間に余裕があったため、将来について色々考えるようになりました。

「俺は結局なにがしたいんだ?」
「自分がやって楽しめそうなことや、やりがいのあることをやりたい」

こんなことを考えているなか、出た結論が「日本語教師」でした。

冒頭でも書いたとおり、もともと日本語教育に関しての素養はゼロ。
しいて言うなら、英語と中国語の経験があるので、語学は得意という感じ。

とりあえず、いろいろ調べた結果、日本語学校で働くための一番手っ取り早い方法は「日本語教育能力検定試験」に合格することだと思い、2020年の5月頃から独学で勉強を開始しました。

「日本語教育能力検定試験」合格への道

こちらについては、この記事で詳しく書いているのでぜひ読んでみてください。

結論から言うと、2020年10月の試験は不合格となり、日本語教師になるという目標は絶たれてしまったのです。

そのときは、まだ無職の状態。

ここからいわゆる420時間の養成講座を受講する気力もなかったのと、金額面的なところもあり、一旦普通にサラリーマンに戻る決断をします。

日本語文法のポッドキャストをはじめる

2020年10月の日本語教育能力検定試験の結果がきたのは12月末で、前述のとおり不合格となったわけですが、その前の11月からポッドキャスト配信をはじめていました。

テーマは、

「日本語文法」を「英語」で「外国人向けに」配信する

これでした。

そもそも、ポッドキャストをはじめた理由としては、このころ音声コンテンツへの期待が高まっており、将来的に、音声広告で稼げるのでは?と目論んでいたこと。

また、音声はユーザーの離脱率が低く、エンゲージメントが高まること、
語学教育の媒体として親和性が高いとの判断で始めました。

上記テーマに決定した理由は主に3点

  1. 日本語会話などに特化したポッドキャストはあったけど、文法特化型がなかった

  2. 文法は簡単に陳腐化しないので、作成した音声コンテンツが資産として残ると思った

  3. 英語が得意だったので、英語で海外向けに発信すれば、いろんなリスナーにリーチできると思った

そして、最初はほぼ毎日更新を続け、最終的には約120コンテンツ配信するに至りました。

出会いは突然に

そんな地味な積み上げをはじめて、確か1年くらい経ったときでした。
アメリカから1通のメールが届いたのです。

差出人はわたしのポッドキャストのリスナーさんで、ポッドキャストで日本語の勉強をしていて、すごく助かってるということ。

また、加えて、直接わたしから日本語を教わりたいという打診でした。

時系列としては、この頃が2021年秋頃。
既にサラリーマン復帰をしており、音声配信もかなりサボっていたはず。

ただ、日本語教育能力検定試験はやはり合格したかったので、2度目の受験を2021年10月に行い、結果を待っている状態でした。(その後、合格しました!)

日本語を教えた経験もなく、何の資格もない。
そんな感じでしたが、せっかくのチャンスだし、やってみよう!と思い切り、そのアメリカ人の方(以下Aさんとします)とやり取りを開始しました。

具体的なレッスン方法

はじめての経験だったので、すべて手探り。

まずは、Aさんの日本語のレベル感や目的などをメールで確認。
結果、"Genki"という教材で授業を行うことに決めました。

やり方については以下のとおり

・使用教材:Genki(ちなみに今はN4用の教材を使ってます)
・授業提供方法:オンライン(Google Meet)
・授業形式:教材を使いながら英語と日本語のハイブリッドで解説。また、Google DocumentやOneNoteでノートを共有し、補足説明などを入れる。
質問もノートに書いてもらう。
・授業予約:Google Calendar
・支払い:Revolut(送金手数料が無料なので、PayPalから変更)
・金額:2200円/時間

いやー、今は本当に便利ですね。
海外とのやり取りはオンラインミーティングツール、支払いもオンライン決済でできます。

Aさんからメッセージをもらう前は、italkiなどの日本語教育プラットフォームで日本語教師の副業をやろうと思ったこともありますが、あまりに価格競争になりすぎるので、やめました。

個人でやり取りをすれば、価格競争に巻き込まれないのと、プラットフォーム手数料が取られないので、個人的にはプラットフォーム依存は避けたい考えです。

なんだかんだで約2年経過

2023年9月現在で、Aさんに日本語を教え始めて、約2年となりました。

Aさんに教えている中で、なんと奥さんもわたしから日本語を教わりたいというリクエストがあり、今はAさんと奥さんの2名に教えています。

個人的には、あくまで副業でやっていることと、2200円でも一般的な時給と比べたら悪くないので、全く値上げを考えていませんでした。

ところが、少し前にAさんから「今後は30ドル支払いたい」と逆オファーを頂きました!

Aさんとはクリスマスにプレゼントを贈ったり(去年は大量の日本のお菓子を送りました)、実際に来日した際に食事に行ったり、良好な関係です。
(ご縁ってありますね)

そんな関係性や今までの日本語レッスンを一定評価してもらえて、Aさんから値上げを申し出てくれるなんて、メールを受け取ったときは感無量でした!

今後

今後もAさんと奥さんが日本語の勉強を続ける限りは副業でオンライン日本語教師を続けるつもりです。

正直、今は本業にするつもりはないです。

というのは、いろいろ調べていくなかで、本業にすると給与面で結構厳しいというのがわかったからです。

なので、今は本業で安定的に稼いで、その他副業や投資活動をするのがいいなと思っています。

日本語教育については、なんとか花開いたかなと思ってますが、まだ種まきをしている活動もありますし、今後も種まきと水やりはしていきたいですね!

何が何のきっかけで、花開くかわからないので。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



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