就業時間に間に合えばいいかどうか

XとThreds、どちらの民度が高いのかはわかりませんが、Thredsで掲題の論争が白熱してる投稿をみました。
始業時刻にはすぐに業務を開始できるよう早めに来るのは社会人として当然という意見と、業務に関する部分は全て賃金を発生するのが当然という意見
どちらも人が決める規則だったり倫理観での話なので正解はないし、お互いに言いたいことをぶつけ合う様子はThredsの方が身苦しい気はします。

うちはまだベンチャーみたいな会社なので、どんどん労働者寄りになっていく賃金や法律を完璧に網羅してたらホントあっという間に潰れてしまいます。経営者は誰しも働く人により良い環境を作りたいと思ってるし、うちももちろんそれを目指してますが、まずは黒字の経営体質を作らないとそんなのは夢物語で企業として持続できない。生産性が低く、要求ばかり高い人が社内にいると、途端に金銭面で一気にカツカツになります。
だから、現時点では、始業時間にトップギアで業務にあたってくれるような気質の人しか働いてもらえないのが現状です。

始業時間から準備も始めるという環境で働けている人は、その環境がとても恵まれた環境だということに気づいて感謝できるといいのではないかと思います。

それから、個の時代というように、組織や集団での在り方よりも個人としての考えや生き方が尊重されるようになり、終身雇用の割合がどんどん減っていく時代には、人間性をどれだけ高められるかが成功の鍵となります。
人がつきあいたいと思うような人材、一緒に仕事をしたいと思われる人材になることは、会社のためではなく自分自身のためにとても価値あることだと思います。

これまでの一億総中流社会と言われた日本は、グローバル化の影響も受け、世界に倣って貧富の差も考え方も暮らしも二極化していくという話はよく聞きます。
それぞれのレイヤーでは全く違う世界を見ているので、いくら意見を交わしても平行線になるばかりではありますが、お互いの意見をそういう見方もあるねと尊重し合うことによって、自分自身の視野を広げる機会になるのではないかと思います。

ITサービスも、その辺がうまいこと、世の中がより良くなる仕組みが実装されるといいなぁ


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