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【書評】なまえのないねこ
こんにちは、Yuyaです。
今回は久々に書評を書きます。
読んだのは、竹下文子さんが書かれた「なまえのないねこ」です。絵本です。
※以下ネタバレが含みます。
絵本なので、内容はシンプルで、かなりさくっと読める本になっています。
まとめると
名前を一度もつけられたことがない野良猫が、他の名前をつけてもらっている猫たちに劣等感を抱き、自分で名前を探し回るがなかなかいい名前に出会えません。
そんな中、1人の少女に手を伸ばしてもらい、本当の大事なことに気づきます。
その大事なこととは、「名前がついている」ことでなく、「名前を呼んでくれる存在がいる」ということ。
という内容になります。
この本を読んで僕が感じたのは、名前のように、地位とか名誉などの形式的なものよりも、感情や状態などの目に見えないものが大事なのだなと思いました。
形式的なものを欲しくなってくるのは人間の本能です。それを目指すのはいいことなのですが、そればかりになってしまうと本当に欲しいものが見えてこなくなる気がします。
その目にみえるものがあった上で、「どうなりたいのか」「どんな影響をあたえたいのか」が大事になる気がしています。
特にこれからの時代は。
僕もこれから何かになっていく上で、目にみえるものに囚われることがあると思います。
「それになれればいい」でなく、なった上どうなりたいかを考える。
「自分がどうなりたいか」に他者(他人、社会)を含めること。
そうすれば結果的に、他人に感謝されたり、必要とされるのではないかと思います。
僕もこの猫のように大事なものを探します。
ということを感じたのと、猫がかわいかった一冊でした。
宜しければ是非お手に取ってみてください!
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