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仕事をする意義は自分次第で変えられる
残業しないとは無駄な仕事を切り捨てること
山口周さんの「トップ1%に上り詰めたいなら、20代は"残業"するな」という本の書評です。
「残業するな」とは、ただ「定時通りに仕事を終わらせて帰れ」という意味ではありません。
私の解釈ですが、残業するなとは、本当にやるべき仕事だけに絞り込めということです。
無駄な仕事を切り捨てず目の前の仕事をこなすだけでは、会社の便利な歯車になり、消耗するだけになるかもしれません。
スジの悪い仕事とは利益を生まない仕事のこと
本書には「スジの悪い仕事」という言葉があり、以下2つの仕事のことを指します。
・自身の評価につながらない仕事
・自身の成長につながらない仕事
本書の内容を含めた私の解釈では、「スジの悪い仕事」とは、会社・個人にとって利益をうまない・うみにくい仕事のことです。
「それをやって何の意味があるのか」
「達成したいゴール・目標に対し、本当にやるべき仕事なのか」
「このやり方の方がもっとよい方法ではないのか」
上記のようなことを思ったことはないでしょうか。
これらがいわゆる「スジの悪い仕事」になります。
自ら仕事を提案することが必要
「スジの悪い仕事」を切り捨てるには、「自分はこうしたらよいと思いますけど、どうでしょうか?」と提案をすることが必要です。
提案するには、スジの良い仕事か、スジの悪い仕事かを自分で見極められないといけません。
この本では「スジの悪い仕事」をうむ上司を「ダメ上司」と表現しています。
上司の仕事はゴールを設定し、部下に動機、役割を与え指導することです。
しかしダメ上司は、自分の成果のために部下を駒として利用するだけになってしまってます。
かつ「あれをしよう」「これをしよう」と言い出す仕事の多くが、無意味で的外れなものであることが少なくありません。
著者は新人時代に「地域社会とのつながりを重視したいので、社員全員で秋に落葉を掃くとか、街のゴミを捨てるとか、そういう企画を考えてくれないか」と局長に頼まれて、絶句だったそうです。
「上司のいうことは全て正しい」
「上司のいったことをしていればいい」
そのような考え方でいると、自分の評価・成長につながらず、会社としても利益をうめなくなる可能性があります。
自分の頭で考え、提案することが必要です。
自分次第で仕事の意義は変えることができる
とはいっても全て提案次第でコントロールできるわけではないでしょう。
疑問に思ったとしても、いわれたことをやらないといけない場面はあるでしょう。
だとしても上司のいいなりで作業する人と、自分で考え提案できる人では、市場価値に差がでると言わざるを得ません。
なぜなら作業は、なれてしまえば誰でもできるからです。
仕事に意義を持たせられれば、仕事の質も上がっていきます。
どんなに「これをして何の意味があるのか」と思う「スジの悪い仕事」でも、そのスジの悪い仕事をもとにして、よりイシューを見極めた仕事を提案することができます。
もしその提案が受け入れられなかったとしても、より自分の成長や長期的にみたときの利益になるのではないでしょうか。
最終的にどんな仕事でも「意義のある仕事」にできるかは、自分の考え方次第だということです。
まとめ
・本当にやるべき仕事を絞り込み、集中して取り組むことで、会社・自分の利益につながる。
・会社におけるポジション、役割、立場によるが、「自分はこうしたらよいと思いますけど、どうでしょうか?」と提案しつづけよう。
・仕事に意義を持たせるのは自分次第で、意義を持たせれば質も上がる。
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