見出し画像

ギターのセットアップ

ギタリストの皆様、ギターのセットアップどうしてます?

お店に全任せします?
出来る範囲で自分でします?
全部自分でしちゃいます?

楽器全般に言えることだとは思いますが、ギターは非常に繊細なものだと思います。

ギターをよく弾いていようが、弾いていまいが、温度や湿度の変化、弦の張力などでギターの状態は変わりますよね。

一度楽器屋さんで弾きやすくセットアップしてもらったとしても、時間が経ってギターの状態が変われば弾きにくく感じることもあるでしょう。

だからといって、毎回楽器屋さんにセットアップしてもらいに行ってたら、金も時間もかかるしなにより面倒くさくないですか?

やってみると分かると思うのですが、セットアップ自体は意外と簡単で、それよりかは自分の好きなセットアップを見つけるのが難しいと思います。

もちろん専門的な技術が必要なことや、特殊な工具が必要なこともありますが、その時は潔く楽器屋さんにお任せしましょう。

これから紹介する5つのセットアップ方法はそれほど難しくないし、ギター買った時に付いてくる付属品や、どの家庭にもあるようなものでも出来るものです。

このnoteでは、ギターのセットアップを
1、弦交換
2、ネック調整
3、弦高調整
4、オクターブチューニング
5、ピックアップ高さ調整

の5項目に限定して話を進めていきます。

僕は上記5項目全部自分でするのですが、各項目の各仕様に対してほぼ共通の方法があると思うので、そこら辺は割愛します。

一般的な方法よりかは、自分なりのコツや細かい数値を紹介しようと思います。

1、弦交換

恐らく初心者の方でなければ、弦交換は大半の方が出来ると思います。
弦交換はペグや、ブリッジの仕様によって方法が変わってくると思います。
僕の所有しているギターの大半はダブルロックトレモロが載っていて、以前僕なりの弦交換を紹介しているのでよかったらご覧ください。

弦交換に関しては、各仕様に対してほぼ共通の方法があると思うので、割愛します。

強いて言えば、弦を張る前に捻れ、折れ、サビ等、弦時代に不具合がないかちゃんと確認しましょう。

ってか弦交換くらい自分で出来た方が良いと思います。

2、ネック調整

ここから難易度は急に上がるかもしれませんね。

弦高が高過ぎて弾きづらい、音が詰まったりビビったりして綺麗な音が出ない。
そんな時に考えられるのがネックの反りです。

ネック調整方法も、各仕様に対してほぼ共通の方法があると思うので、k(ry

僕のネック調整方法は、弦交換してしっかりチューニングを合わせた状態で、
①最低音弦の1フレットと12フレット
②1弦の1フレットと12フレット
③最低音弦の7フレットと最終フレット
④1弦側の7フレットと最終フレット

上記4箇所を押さえて、その真ん中付近を叩いて、音が出るかを確認します。

弦とフレットの隙間が目視で見えず、叩いても音が出ない場合は逆反りの状態。

弦とフレットの隙間が目視で確実に見えて、叩いて音が綺麗に鳴る場合は順反りの状態。

弦とフレットの隙間が目視でギリギリ見えて、叩いて音が鳴るか鳴らないかの場合はほぼ真っ直ぐの状態。

この時点で、①と②は逆反りなのに③と④は順反り等、違いがある時はネックの捻れ、ハイ起き、波打ち等の可能性があるので、諦めて楽器屋さんで診てもらいましょう。

僕はギターのチューニング、アームの有無、弾くジャンルによって多少変えるのですが、だいたいほぼ真っ直ぐよりの順反りです。

弦がしっかり揺れて、アームもしっかり動かせる程度の隙間にしています。

3、弦高調整

弦高調整も、各仕様に対してほぼ共通のh(ry

僕の持っているギターは各弦毎の弦高調整ができないギターが多いので多弦ギター含めて、
1弦1.5mm、
6弦2mm、
7弦2.2mm、
8弦2.5mm、

くらいで高さを決めて、チューニング、アームの有無、弾くジャンルによって、弦高高めにする時は12フレット、弦高低めにする時は14フレットって感じで、12〜14フレットの間で弦高を見ます。

上記の弦高くらいでビビりが出る場合は、ナットやブリッジサドルの不具合、ネックの捻れ、ハイ起き、波打ち等、弦高以外の問題の可能性があるので、諦めて楽器屋さんで診てもらいましょう。

これもネック調整と同じく、弦がしっかり揺れて、アームもしっかり動かせる程度の隙間にしています。

4、オクターブチューニング

ハイフレットで弾いている時に、音が合っていないと感じる時は大体オクターブチューニングが合っていないことが原因です。

オクターブチューニングも、k(ry

各弦の12フレットハーモニクスと、12フレット実音で比べて、後者の音が高ければブリッジをネック側から遠ざけ、低ければネック側に寄せます。

弦交換の時点で弦が捻れた状態で張ってしまっていたりすると、いくら調整しても合わないことがありますが、そんな時は潔く弦を張り直しましょう。
それでも合わなければ諦めて楽器屋さんで診てもらいましょう。

5、ピックアップ高さ調整

最後ですが、これが一番簡単です。

適切な高さにしていないと、ピックアップ本来のサウンドを引きだせていない可能性があります。

ピックアップ高さ調整は、最終フレットを押さえた状態で弦とピックアップのポールピースの隙間で調整します。

基本的には高めで1.5mm、低めで3.5mmくらいかと思います。

1mm程度の幅ですが、1mm違うだけでだいぶ音が変わります。

高めにすると、音量が上がって力強い音になる印象です。
しかし高すぎると、サスティーンが短くなったり、音がちょっとシャープしたり、うねったりすることがあるので気をつけましょう。

低くすると、音量が下がって丸く優しい音になる印象です。
しかし下げすぎると、芯の無い弱々しい音になることがあるので気をつけましょう。

僕は各ポールピースの高さを変えれるピックアップでも基本フラットにして、シングル、ハム、アクティブどれでも、
1弦側リア2mm、
最低弦側リア2.5mm、
1弦側フロント2.5mm、
最低弦側フロント3mm、

くらいで高さを決めています。

リアに関しては上記でほぼ固定ですが、フロントをソロ専用等、力強い音を出すために若干高めにすることがあります。

センターピックアップに関しては、ピッキングの邪魔になることが多いので、ハーフトーンの補助ピックアップとして割り切って、校長先生や豚貴族の様にかなり低めにすることが多いです。

以上5項目だけでもセットアップをちゃんとすることで、弾きやすさだけでなくギターの音も変わります。

皆様のマイセットアップを見つけるきっかけになれればと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?