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Red Hot Chili Peppers!

アメリカの伝説的ロックバンド、Red Hot Chili Peppers(通称レッチリ)の東京ドームライブに妻と行きました。

レッチリは1983年から活動しているミクスチャーロックバンドで、全世界セールス8000万枚、60歳を超える今も現役。とにかくめちゃくちゃカッコいいバンドです。

ミクスチャーロックとは、ロック、ファンク、ラップ、パンクを混ぜたような音楽でレッチリが確立したジャンルです。

私は中学でギターを始め、一時はプロを目指してバンドをやっていたので、もちろんレッチリには強い憧れがありました。なかなかタイミングが合わなかったのですが、ようやく昨夜初めて生で見れました。

ライブの感想は「最高!」以外は難しいところです。往年の名曲もたくさんやってくれましたし、イントロを聴くだけで当時の思い出が蘇ってワクワクしました。

実はこの四人は結成時のオリジナルメンバーではありません。ボーカルのアンソニーとベースのフリーのみが初期メンバー、ギターのジョンとドラムのチャドは1989年の「Mother’s Milk」からの加入です。

ギタリストであれば、この男「ジョン•フルシアンテ」に憧れない人はいないでしょう。

「白いジミヘン」と呼ばれる天才。作曲能力、フレーズセンス、演奏技術、音作り。全てが最高です。昨日も「なんでストラトでこんな太い音が出るんだろう?」と感動しっぱなしでした。

マニアックな話はこのくらいにして、ジョンは一時期、歯が全て無くなるほどのヘロイン中毒と鬱に陥りバンドを脱退しています。7年間の療養期間を経て、「Californication」というアルバムで感動的な復帰をします。昨夜はCalifornicationも演奏してくれました。

ジョンといえばフェンダーのストラトキャスターをメインに使用しますが、このCalifornicationという曲は「世界一美しいギター」と言われるグレッチのホワイトファルコンで演奏します。

ヘロイン中毒に陥ったジョンに、バンド復帰を何度も呼びかけたのがベースのフリーです。フリーも世界トップクラスのベーシストで影響力は多大です。

ジョンがストラトからホワイトファルコンに持ち替え、ベースのフリーと対面でアドリブ演奏をし始めたとき、その辛かったジョンの7年と、今こうやって完璧な復活を果たしている姿を見て、またしても私は涙。どれだけ泣くんだという感じですが笑。

エレキギターに使われる半導体は、トランジスタ、オペアンプ、ダイオード、フォトカプラ…。今日くらいは半導体の話はいいか。

60歳を超えてもこの四人で本当に楽しそうに、時に真剣に演奏する姿。最高にカッコよかったです。

We are Red Hot Chili Peppers!