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アルゼンチンタンゴ留学・準備編②治安|初めてのブエノスアイレスひとり旅

今回の渡航で最も不安だったのが、アルゼンチン・ブエノスアイレスの治安です。

外務省の海外安全ホームページにも下記の記載が。

アルゼンチンの危険情報【一部地域の危険レベル新規発出】

【危険レベル】
レベル1:十分注意してください

【ポイント】
首都ブエノスアイレス市及び周辺都市では銃器を使用した強盗や殺人、誘拐などの凶悪犯罪が発生しているため、渡航には十分な注意が必要です

外務省海外安全ホームページ

「ここテストに出ます☆」くらいの感じで【ポイント】なんて書いてあるけど、内容はかなり不穏…
正直、本当に1人で行って大丈夫なのかと心配になりましたが、色々と話を聞いていると気を付けていれば大丈夫かなと。

下記に、皆さんから聞いた限りの注意点や、危険&安全な地域などをまとめてみました。
実体験も含まれているので本当に参考になります。

◆危険な地域

レティーロ駅周辺
コンスティトゥシオン地区
バルバネーラ地区
ボカ地区
サンタフェ州ロサリオ市:麻薬組織間抗争が継続しており、銃器を使用した殺人等の凶悪犯罪が日々発生←かなりヤバい

◆安全な地域

パレルモ地区
ベルグラーノ地区
サンテルモ地区
レコレータ地区
フロリダ通り
五月広場

観光客が多い地域は比較的安全そうですね。
ちなみにブエノスアイレスの象徴・オベリスク周辺については基本的には安全なのですが、人が密集しているような時にはスリが多発するので要注意だそうです。

あとは貴重品を分散しておくこと、バックパックには鍵をかけて、人が多い場所では前に抱えることなど、出来うる限りの対応はしておいた方が良さそうです。

◆注意点その1:スマホ

とにかく外でスマホを見せてはダメ。特にiPhoneが狙われやすい。
強盗だけならともかく、スマホ1台奪いながら殺された事件も複数あるそうです。

ミロンガでもスマホをテーブルの上に置いたまま席を離れるのは危険なので、踊る時やお手洗いに立つ際には必ずカバンにしまうこと。
スマホや財布だけでなく、PCの画面を開けたまま席から離れても大丈夫な日本は本当に平和なのだと改めて感じますね。

◆注意点その2:モトチョロス

パレルモ地区にてモトチョロス(バイクを使用したひったくり強盗)が多発|外務省海外安全ホームページ

【ポイント】
最近、パレルモ地区において、モトチョロス(バイクを使用したひったくり強盗)が多発しており、警察による2021年上半期の統計では、同地区において最も多く発生。
同地区内のサンタフェ通り等の付近において多発。

多発地域:パレルモ地区内の下記の道路付近において多発していると報じられています。
(1)サンタフェ通り(Av.Santa Fe)
(2)コロネル・ディアス通り(Av.Coronel Diaz)
(3)ホンジュラス(Honduras)
(4)ラウル・スカラブリニ・オルティス(Raul Scalabrini Ortiz)
(5)コロネル・ニセト・ベガ通り(Av.Colonel Niceto Vega)
(6)アンヘル・フスティニアノ・カランサ(Angel Justiniano Carranza)

外務省海外安全ホームページ

さっきパレルモ地区は安全と書いたばかりなのに…

そして実際に被害に遭った方から情報をいただいたので、原文のまま転載致します。

私が実際にあった被害がこのモトチョロスでした。

私はいつもムンディアルの今の時期にパレルモに滞在します。好きなミロンガVIRUTAから徒歩圏内のアパート。
被害に遭ったのは、帰国直前のタクシー待ちの時に、ちょっとお散歩していた時。

帰国日と言う事もあり、同行者がジャケット着用していたのが狙われたのかと。
後ろから膝かっくん&首を羽交締めにして、一瞬にジャケットの胸ポケットをあさり、腕にしていた時計を持ち去って行きました。

隣に居た私は最初の段階で蹴飛ばされ抵抗できなくされてます。
白昼で周りに人は居ますが助ける人はいません。

と、言うことで、私から言えるのはジャケットや表参道で歩く様な服装や、スマホはもちろんですが腕時計もNGです。

このように、2人でいても狙われてしまうのに、今回1人で行く自分は怖さ倍増…
できるだけ知り合いに連絡を取って一緒に行動するように心がけたいと思います。
とにかく昨年より治安が悪く、男性といえどもツーリストとバレたら危険なので、できる限り現地の人っぽく振る舞うことが大切とのことでした。

ということで、危険な部分もたくさんあるようですが、基本的には日中は比較的安全。
やはり危ないのは人目の少ない早朝や夜中だそうです。

そして万が一強盗にあった時には抵抗せずスマホや現金を渡すこと。
命が何よりも大事ですからね。
身の安全を第一に、十分に気を付けて行ってきたいと思います。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
それでは、次回「準備編③」ではアルゼンチンの「生活」についてまとめていきます。

Nos vemos!!

参考:外務省海外安全ホームページ

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