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先生インタビュー!No.8 ~人を愛し、受け入れる~

Moi!

先生インタビュー!

今回インタビューを引き受けてくださった先生は、2年生の担任を持つL先生です!

L先生は担任の先生を務めつつ、他の2年生・1年生のクラスの国語の授業も受け持っていらっしゃいます!

そんなL先生のインタビューです! どうぞ!




と、その前に!!

こちらを一読いただいた上で、インタビューを読んでいただけると嬉しいです。



では、以下インタビューの内容になります!




Q…なぜ先生になったのですか?

A…子供のころからの夢だったのよね。

でも、大学ではとにかくいろいろなことに興味があって、文学とか、哲学とか、教育学とかを学んでいたの。その時は研究者になるとか、別の仕事に就こうと思っていたんだけど、それでも頭の片隅には先生になりたいという夢はあったわ。

でも、自分の子どもができて、それからまた先生になろうと決心して、勉強を始めたの。

もちろん、いまだにどれも好きなことだけどね。笑




Q…先生という仕事をする中で、一番大切にしていることはなんですか?

A…Child can be relaxed and interested in everything  が一番大事かな。

自分が小学生の頃の先生はとてもいい人で、子どもたちをとても愛していたの。その一方、自分が高校生のころは、親にも先生にも過度に期待されていて、それが逆に苦しかった。だから子供たちがrelaxedできることが特に大事だと思うようになったんだと思う。

それから、Children trust themselvesも大事だね。子供たちが ”自分は十分努力すれば何でもできる”と思っている状態のこと。




Q…指導するときに意識していることはありますか?

A…子供に何か問題があった時、その子の背後にあることはなんだろうと考えるようにしていることね。

例えば、自分のクラスにいるある男の子は、何か質問をすると、いつもとても小さな声でしか答えられないの。多分、その子は何かに対しておびえていて、それがその子の小さな声の背後にあると思うの。原因はとても複雑で、きっと1つではない。家庭に問題があったりとか、自分が何かできないことに対して恐怖を感じていたりとか、友達の視線を気にしていたりとか。

そんな風に、表面的にではなく、その子の問題の背後にあることをつかもうと意識しているわ。


それから、子どもたちが何かを学ぶとき、彼らの頭の中がどう動いているのかを探求しているわ。脳がどのように動いているのか、とかね。


あとあと、男女で学ぶことについて差別しないようにも意識しているわ。昔は、”男の子は数学が得意だ” みたいな風潮があったけど、必ずしもそうとは言えないからね。




Q…子どもたちには、将来どうあってほしいですか?

A…Life is balanced であって欲しいな。つまり、彼らが自分のいたい場所にいられて、その上それに満足している状態。

他人と競争したり、比べたりするんじゃなくて、自分自身のベストを出して、あきらめずに生きていてほしいね。


それから、他の人とも仲良くやっていてほしいな。どこの国から来たかとか、肌の色が違うとか、そういったことに関係なく、どんな人でも受け入れて、自分たちとは異なる人たちともつながっていてほしい。


そういった状態に導くことが、学校や先生の役割でもあると思うわ。




Q…あなたが人生で大切にしていることは何ですか?

A…1つはLoveね。

自分の周りにいる人たちをtrustし、されること。それが自分にとってはとても大切。


それから、Passion

私は、とにかくいろいろなことに興味を持っちゃうタイプだから、何でもかんでも知りたくなっちゃうの笑 だから仕事っていう意味では、これは特に大切にしているわ。


そして最後に、Purpose of Lifeね。

自分は ”生きる意味って何なんだろう?” みたいな、深いことを考えがちなタイプの人間なの笑 それ自体が好きだからね。だから、その生きる意味を考えること自体が自分にとっては大事なことね。




Q…あなたが人生をかけて成し遂げたいことはありますか?

A…I want to be friendly and acceptable to others.


そのためにも、自分の脳に入るだけの、なるべくたくさんのことを知りたいわ。知識は他者を理解し受け入れられるようになるための基礎だからね。世の中、どんなことにも理由がある。私はそれらをしっかりと認識していたいの。

と、ここまでは脳の話ね。笑


これも大事なんだけど、人間にとってもっと大事なのは心の方。

まず最初のステップは自分自身を知ること。なんで自分がそう思って、なんでそう感じるのか。そういったことがわかって初めて、他者のことを考えられるようになる。

そしてようやく人のために何かしてあげようと考えるステップに入れる。私が思うに、"悪いことをしない" ようにするだけでは不十分。"良いことを人にしてあげる" ところまでしないとね。そしてそれこそがLoveなの。


これが、friendlyacceptable to others な人間でいるために必要なこと。たぶん、私たちはそういった人に完全にはなりきれないけど、でもそういった方向を目指していくことが大事なんじゃないかと私は思うわ。




最後に

以上、L先生のインタビューになります!

L先生は言葉通り、日本から来た自分に対しても分け隔てなく接し、優しい雰囲気で受け入れてくださいました。圧倒的な安心感です笑。

そして、それは子どもたちとの関係性においても言えることだと思います。L先生のクラスを参観させていただいたとき、L先生と子どもたちは、お互いのことを正面から受け入れ合っているのだろうと感じました。そして、それが結果的に、子どもたちと先生の信頼関係やクラスとしての和やかな雰囲気につながっているのだと思います。

見ているこちらまで、なんだか幸せになりそうでした笑



ということで、今回の先生インタビューは以上になります!


ここまで読んでくださった方、インタビューに協力してくださったL先生、

Kiitos!

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