UUUMが専属ユーチューバーを半減

こんばんは!
株式会社GTDの加藤裕也です。

今や映像エンタメの中心と言っても過言ではない【YouTube】。

僕も登録しているチャンネルは複数におよび、ほぼ毎日視聴しています。

そんなYouTubeを運営しているクリエーターを【YouTuber】と呼びますが、UUUMという会社に専属の大物YouTuberが数多く所属していることは有名です。

そんな中、UUUMが専属ユーチューバーを半減するという方針を掲げました。

その大枠の内容は以下の通りです。

大手ユーチューバー事務所のUUUMが昨年12月に発表した方針に業界がざわついた。それは、2022年春をメドに、専属契約している約300組のクリエーター(ユーチューバー)のうち、約半数の契約形態を専属契約から「ネットワーク契約」に切り替えるというものだった。
ネットワーク契約とは、コンテンツ制作・管理に役立つUUUM提供のプラットフォーム(月額500円)などを利用できる契約形態。マネジャーのような担当者はつかず、「サービス利用者」といった色合いが濃い。UUUMは専属クリエーターの対象を「ビジネスを共創できるポテンシャルの高いクリエーター」と再定義。今後は厳選したクリエーターのビジネス面の支援を充実させ、収益の拡大を目指す。

UUUMはなぜ今回、大胆な方針転換に打ち出したのか?
その背景には同社の売上高の58%を占める、ユーチューブ上での動画再生に紐づく「アドセンス広告」収入の拡大に頭打ち感が出ているなどの課題が透けて見えます。

そんなUUUMが新たな戦略として掲げたのが、「グッズ販売の拡大」「広告周辺領域の拡大」「社外クリエーターとの連携」の3つだ。

例えば、グッズビジネスについて、業界で最大の成功例は人気ユーチューバーのヒカルです。チャンネル登録者数460万人を誇るヒカルは、衣料品系ECサイトのロコンドとともにアパレルブランド「リザード」を立ち上げており、同ブランドはヒカルを知らない層の取り込みにも成功しており、1年で10億円以上を販売しています。

このように、専属ユーチューバーの動画再生数に依存するビジネスモデルを脱却すべく、大胆な方針転換を行っています。

時代の変化が激しく、ゲームチェンジが頻繁に起こる現代のビジネスでは、このように、柔軟かつ迅速な事業の方針転換も重要です。

時には、損切りをして引き際を速くすることも経営者として大事な仕事です。



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