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異国の地でできた常連の店【東南アジア編#10】

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   この日は延泊したニンビン最終日である。

 この最終日をどこで過ごそうか迷っていた。

 チャンアン遺跡に行ったので、もう1つの有名な観光地であるムア洞窟に行こうかと思っていたが、ここはやや登って絶景を楽しむそうで、明日から35時間の電車移動が控える私にとっては少しきつかった。


いっそのこと休もう!!


 この決断をしてからは自分のスイッチを切ってしまったかのように二度寝をした。

 起床後、このニンビンの生活で毎日通ったバインミー屋に行った。
 この店ではプレート1つとソイミルクを頼むようになっており、この日も指さし注文でプレートを頼む。
 そのあと「、、、and  soymilk please」という注文がのど元まで出かかっていると、店主が微笑みながら「soy milk today too?」と今日もそいみるくだろ!?と私の注文を覚えてくれていたのである。

 これにはとても不思議な温かい気持ちになった。「ニンビンというベトナムではさほど有名でない都市の飲食店に毎日来る日本人」が珍しく覚えてくれていたのであると思う。だが、私の中では異国の地に馴染みの店が出来た。というなんだかノスタルジックなきもちにさせてくれた。

毎日通ったお店・https://maps.app.goo.gl/Zh5TRPEHX4wogH2H6?g_st=ic

この五日間美味しいご飯と心地よい空間を
提供してくださった店である。感謝



この旅が終わってもまたニンビンに訪れたいな、、、


 そのあとはこの間行ったお祭りが開かれていたお寺を散歩し、カフェに立ち寄ってのんびりしていた。この立ち寄ったお寺はお祭りの時とは一転して静かで厳かな雰囲気を醸し出しており、違う1面も見ることが出来た。

 ホーチミンに行く夜行列車は夜11時ごろの出発であるが、ニンビンで滞在していたホステルはチェックアウト後も共有スペースにいていいよと言ってくれ、お言葉に甘えさせてもらいのんびりさせてもらっていた。

 電車を待っている間にホステルに1人の日本人女性の方が泊まりに来て、夜行列車を待つ間いろんなことを話させていただいた。
 彼女はけいこさんという昔日本一周をされていた方で、今回はニンビンで開催されるお祭りに行く途中にニンビンに立ち寄ったという。
 けいこさんとは言ってよかった国、南米に行く上での注意点、他国から見た日本の現状、など多岐にわたることを話させていただいた。(写真を撮るのを忘れたのを今でも後悔)

 列車の時間が近づいてきたのでけいこさんにお礼を言い、ニンビン駅に向かう。
 列車は少し遅れて到着し車掌にチケットを見せ、いざ乗り込む

2段ベットの上の部屋
ここが1日半の私の部屋


異国の地で乗る初めての夜行列車

溜まっていた小説や映画を消費しよう

しばしの1人きりの世界へ



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