見出し画像

世界複合遺産 チャンアン遺跡【東南アジア編#8】

 6/17

 今日はいよいよ楽しみにしていたベトナムの世界複合遺産 チャンアン遺跡に行く。(正式名称は「チャンアンの景観関連遺産」)

 正直、チャンアン遺跡のことはベトナムに来るまで全く知らなかったし、未だに調べていない。唯一調べたのは川下りが出来るということである。
 そんな何も知らないチャンアン遺跡へ行く理由はただ1つ。

世界複合遺産だからである

 世界複合遺産とは文化遺産と自然遺産の両方の価値を持っているもので、世界遺産が約1100件あるうちで30件ほどしか無い。そして、日本には認定されているものはないというとても珍しいものである。

 そんなチャンアン遺跡に行きたい気持ちを抑えつつ朝食を食べに近くのフォー屋さんへ向かう。

このボリュームで45k(270円)
朝から腹一杯なった。

 腹ごしらえを済ませ、身支度も整え準備は万端である。

 この宿は自転車を借りられるので、その手続きをする。

 この手続きの時に驚いたことだが、自転車を借りる際に自分のパスポートを預けるのである。自転車の盗難防止なのであろうが、パスポートを預けるのには少し抵抗があった。
 しかし、預けなければ借りれない。数時間後には自分の手元に戻っていることを信じ、仕方なくパスポートを預ける。

 宿のオーナーが自転車に空気を入れてくれながら私に質問してくる。

オ:「今日はどこ行くんや?」

私:「チャンアン遺跡のほう行く予定じゃな」

オ:「おー、川下りするんか?」

私:「そのつもりじゃな」

オ:私の顔の前に唐突に3と表した右手を差し出す

私:?????

オ:「チャンアンの川下りは3つのコースがある。3番目のコースを選べ」

私:「ありがとう!そうするよ」

  (最初から口で言えよ、RPGみたいでびっくりしたわ)

 そんなことを思いながら、スタンドを蹴りペダルを回す。

 さすがチャンアン遺跡は重要な稼ぎどころであることを感じるような、しっかり舗装された道をすすむ。すすむ。すすむ、、、


え!?このチャリ空気入って無くね?

さっきオーナーが入れてくれていたはずだが漕げど漕げどほどほどにしか進まない。しかし、こんなことに動じる私ではない。この旅を経て多少の不良や不備には


「仕方ない。やるしかない」

というマインドになっている。

 進まないチャリを漕ぎ続け、汗だくになりながらチャンアン遺跡に到着。

オーナーが教えてくれた
3つのルート


船のおばちゃんが切ってくれた
ドラゴンフルーツ


 3時間近くのかわくだりはとても最高であった。この日は晴天であったため景色もよく、空、川、山肌、すべてが最高であった。

 同乗したドイツ人カップルもよい人たちでのんびりとした良い時間を過ごせた。

 帰りも全く進まないチャリを漕ぎながら、宿に到着。チャリを返却し、パスポートも無事手元に帰ってきて一安心し、冷やしておいたコーラを喉にブチコむ。

 この日も昨日行ったバインミー屋に行く。

今日はプレート
50k(300円)



 こうして、この旅史上1番疲れた日が終わった

 明日はこれからの行先を考えなければ、、、




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?