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新規分野から考える食産業に対するアプローチと心構えについて

こんにちは、ArtiLampsの藤澤(@yuya_fujisawa)です。
1ヶ月に2回くらい更新できればいいなと思っていましたが、気付けば半年ほど経過していました。
もうちょっとだけがんばって更新しようかなとは思っています。


さて、本題の前に。
最近、「どうしてArtiLamps(アーティランプス)っていうの」とチラホラ聞かれるので、ちょっとだけここで軽く触れておこうかなと。

ArtiLampsの「Arti」はAI(Artificial Intelligence)のArtificialから取りました。
それこそ、創業当時はAIを触ってみたくて、近くに優秀なAIエンジニアがいたこともあり、web3の仕事をしながらあれこれ考え込んでいました。
色々と楽しそうなことが出来そうだなと思う一方、多方面でハードルが高すぎることが分かり、2ヶ月くらいで諦めたんですけどもね。

ArtiLampsの「Lamps」は、アラジンのランプから取りました。
ディズニーの世界観は本当に好きで、アラジンの世界ではランプを擦ると魔神が出てきて好きな願いを叶えてくれるという一連のコンセプトはとても魅力的です。
アラジンが特段好きなわけでもないので、当時はアラジンじゃなくても良かったんですけど、とにかく名前に幻想的なふわふわしたものを入れたかったんです。

アラジン / ディズニー ©︎Disney  より

つまり、ArtiLampsは「幻想的な想像を実現させていけたらいいな」的な意味合いがあります。
ちなみに、ロゴのイメージも関連があり、中心の丸がランプ、3つの願いを叶えるリング、その周りに煙のようなものが覆ってるような感じです。

ということで今回は、最近世間を賑わせているAIについて、食産業へのアプローチとともに考えていこうと思います。
AIにも色々な括りやフェーズがあるようですが、特に専門でもないので世間一般的な認識での意味として綴っていこうかなと。
前回に引き続き、ゆったりとした内容ですので、最後までよろしくお願いします。


食産業におけるAIでの変革可能性について

今年に入ってからStable Diffusionのような自動画像生成やChatGPTといったAIがブームになっています。

最近はさすがに最初期ほどの盛り上がりからは落ち着きましたが、段々と仕様が分かってきたのと初期よりも大幅にバージョンアップしたこともあり、様々な業務で本格的に活用され始めてきました。
今はPCをメインで使う業種が中心となって少しだけ楽をすることができるツールですが、いずれ普通の生活でも一般浸透してくるのかなとは思っています。

つい先日、食べログにChatGPTがプラグインするというニュースを見ましたが、今までわざわざ検索をしていた作業が大幅に短縮されていくことは大きな変革だといえます。
普段からYouTubeの動画を2倍速で観られているくらい時間に追われ続ける現代にとって、検索という作業はかなり億劫になりつつあるので、ChatGPTは時代に合ったソリューションだといえると思います。

これから食産業においてAIで変革していくであろうことは多々ありますが、ChatGPTのようなソリューションのおかげで現状の日常生活がすこぶる便利になるとは言い難いのかなとは思っています。
食産業におけるAIの活用については、「画像認識技術による食材の品質管理」や「予測分析技術を活用した需要予測や在庫管理の最適化」など、フードテックと連動しているものがあるようです。

一方で、フードテックと連動したAIは積極的に一般社会へ浸透しているとはいえず、日常生活で直接的に大きな恩恵を受けることはまだ難しいのかもしれません。


近未来的なAIの活用

世間一般的にAIで真っ先に思い付くのは、自律的に思考しながら行動したり会話できるロボットやホログラムのようなものだと思います。

SF映画に出てくるAIのお姉さんが自動で案内している世界観はとても魅力的ですし、自律的に行動できるロボットが一般普及すれば、それこそ大きな変革だと言えます。
そういう世界が実現するのはまだまだ先の話だと僕は思っていますが、ここ最近でAIサービスがグッと身近になったこともあって、自然と意識されていくのではないでしょうか。 

ちなみに余談ですが、AIの話題で無かった時でも関係なく僕が勧めているコンテンツがありまして、興味があればチェックしてみてください。
AIの世界観が想像しやすく、逆にAIの世界が実現した場合のリスクなどを考えるキッカケにもなると思います。

●パッセンジャー
キャスト:ジェニファー・ローレンス、 クリス・プラット

●Detroit : Become Human
開発元:クアンティック・ドリーム
発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント


進化へのリスクとリターン

さて、今回のAIサービスのような大幅に利便性を向上させてくれる可能性のあるソリューションが出現すると、何かが不要になってきたり、他の物の代替になったりということが起こります。

前回でも少し触れましたが、自動車や鉄道が普及すると馬車の存在は不要になってきますし、馬車の仕事に関わってきた人々の職は失われます。
しかし、文明はそうやって少しずつ発展してきましたし、進化を恐れて軽はずみに否定してはいけないということは伝えておきたいです。

コロナ禍で痛感したと思いますが、非接触の時代になり半強制的に適応せざるを得ない環境に身を置いた場合、その時々に応じた行動ができるようになっておく必要があるわけです。


上記でリスクや可能性について触れていきました。
この回を綴っていると、星新一の「おカバさま」をふと思い出しました。

先程、本棚から引っ張り出してきたのでざっと説明すると、全てにおいて正しい判断を下すAIに国の運営まで任せるようになり、AIは性能を疑われながらも結局は人類の危機を未然に防いだ、という話です。
AIの判断でカバを徳川家のお犬様のように扱っているから「おカバさま」で、最後は食糧危機のためにカバを食糧にしろという指示のもと難を逃れたという内容です。

ちなみに、最後はAIの故障で「人間はこれから立って歩いてはいかん、四つん這いで歩くべきである」という指示を出すんですけども、1ミリも疑いもせずに従ってしまう、というオチがあり、とても面白い内容になっています。

この話は一番好きで、本が擦り切れたくらい読んでいたのでかなり鮮明に覚えていたのですが、今回の内容に合っていたので紹介させてもらいました。


わざわざこの話を持ち出してまで何が言いたいのかというと、どんなものでもリスクは存在しますが、まずは使ってみないと分からないということです。
もちろん、大きな方向性を決める際には議論をしてリスクを想定しながら慎重に進める必要はありますが、全てを知らないで否定するのはもったいないのではないかなと、僕は思っています。


新しい時代への心構え

AIが人間の知能を超えて人間を凌駕するというシンギュラリティについての議論も度々目にしますが、専門家の間でさえ意見が分かれる領域なので、現状の材料だけで我々が判断を下すのはかなり難しいと思います。
危機回避は重要なポイントなので慎重に議論すべきですが、未来予測はそもそもが困難なので今すぐ心配事に直面することはないと僕は思っています。 

ただ、将来的に仕事は間違いなく破壊と創造を繰り返すことになりますが、それは技術や提供方法の移り変わりであって、本質を見逃すと大きな恩恵を受けるチャンスさえも逃すと思っています。


伝統やブランドを守るには、現状維持を選択するだけでなく、ツールを変えながら時代に適応していくという方法を取ることが大切なのではないでしょうか。
全てを理解した上で、必要か不必要か、判断していくことが大切なのだと思っています。

僕は新しい技術や事象が好きです。
コロナがようやく終わりを迎えつつあり、日本への観光客も段々と戻り始めました。
今はちょうど時代の節目だと思っています。 

なので、これからも我々は新しい時代に向けて一歩ずつ進んでいきたいと思っております。

今回は弊社の取り組みとはあまり関わりの少ない内容でしたが、ずっと気になっていたテーマだったので取り上げてみました。
弊社は、食産業に対してweb3でのアプローチを中心に取り組んでおりますので、企業様からのご連絡は引き続き募集しております。

自社のデジタル化(DX化)に困っているという企業様からもウェルカムです。
TwitterのDMかHP、どちらからでも構いませんので何卒よろしくお願いします。
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