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指導者が学んでおく指導技術以外で必要なこと


スポーツインストラクターやトレーナー、コーチなどをしていると勉強をする必要があるというのはみなさん考えていることかなと思います。

何を勉強することがインストラクターにとって必要なのでしょうか?

今回は私がフリーのインストラクター、コーチをして学んできてよかった内容についてお話ししていきます。


今回のお話は指導技術が全くいらないというお話しではなく、
これがないと「他のインストラクターと差別化できない」という内容です。

ここでいう差別化とは、

「自分でなくてはいけない理由付け」

のことで、今回の内容がどれかができていないだけで

「他と変わらない替えの効く存在」

になってしまうと私が考えていることです。


◎指導力以外で必要な技術は3つ

現在私はフリーのインストラクター、コーチ、パーソナルトレーナーとして活動しています。

最近では嬉しいことに受講者が増えてきたこともあり、従業員、業務委託も稼働してもらいながらレッスンやコーチングをしている現状です。

話しを戻しますが、
その中でコーチやインストラクターの指導も行うのですが、

指導する種目の技術以外にも必要なスキル

があることをとても感じます。

◎指導スキル以外に必要なこと
・人に伝える技術
・話しをまとめる力
・指導種目以外の詳しい分野

この技術は人に何かを指導する上で本当に必要です。

1つずつ解説していきます。


1、人に伝える技術

この技術を一番最初に持ってきたのは、

「これさえできていれば基本ラインはクリアできる」

それくらい重要な技術だからです。

人に伝える技術として大切なポイントは3つです。

◎人に伝える技術
・マインドセットをさせる
→今から何を話すか先に相手に伝えること

・話した後に要点を復唱すること
→何が言いたかったか復習させる

・わからなかったところがないか聞く
→わからないままで終わらせない

この3つがとても重要です。

「マインドセット」をさせることで、今から何を話すか準備させることで話の理解度が上がります。

「復唱」することで大切なポイントを意識に念押しする事。

「わからなかったところ」を聞く事で、こちらの説明と理解に相違がなかったか確認することができる

これができるとあなたの説明は「退屈な真面目トーク」から「意味のある講義」に変わります。

2、話しをまとめる力

次に必要なスキルは「話をまとめる力」です。

これは意外と持っている方が少なく、これができるとお客様の心をかなり掴める可能性が上がります。

◎話しをまとめる技術
・相手の質問をまとめてあげる
→「つまり〇〇ということですね」と短くまとめることによって、相手も課題がはっきりする。

・自分の言いたいことを一文にまとめる
→「太ももとふくらはぎを近づける動作を屈伸と言います」こんな感じです

これは「相手の疑問を明確にしてあげて、わかりやすく答えをまとめてあげる行為」です。


お客様は意外と自分の疑問がまとまっていません。

聞く側がまとめてあげることで、自分では気づかなかった疑問や課題に気づかせてあげることで次の行動に取り組みやすくなります。


お客様はたくさんのことを覚えられません。

人が一度に覚えられるのは7単語だと言われています。だらだらと長い話は覚えられないだけでなく、「話がわかりづらい人」と相手に思わせてしまいます。
一文にまとめてあげることで、何が大切で何が言いたかったかが伝わりやすくなります。

この2つを会話の中で実践すると「話しをよく聞いてくれて理解してくれる」と相手は感じてくれます。

自己満で知識をひけらかすのではなく、相手の疑問が解決できるようにしてあげましょう。この力はとても必要です。

3、指導種目以外の詳しい分野

最後はこのスキルです。

意外かもしれませんが、専門外の領域についても知っている人の方が信頼されます。
理由としては「この人はたくさん学んでいるんだな」「人生経験が豊富だな」と感じさせることができます。


あなたがテニスコーチをしているとして、「テニスは詳しいけど他は全然」だと

「1つの視点でしかものを見れない人」

と思われてしまうため、わかりづらい表現の時

「できない人の気持ちがわからないんだ」

と感じさせてしまいます。そんな損な事はありません。

自分の専門領域以外を知っていると、その例えができたりもします。

◎説明(息の吐き方)
1、細く息を吐いてください。

2、ストローに息を通すつもりで息を吐いてください。

このように比べると後者の方がわかりやすいかと思います。

それは聞き手であるあなたと、私自身がストローを使ったことがあるからです。

このように違うことを経験しておくと、相手と同じ経験をしたものが増えるので表現のバリエーションが増えていきます。

すごいものでなくてもいいんです。

自分の専門領域以外のことも経験しておきましょう。

詳しくなっておくと尚いいです。


まとめ

今回は「指導者が学んでおく指導技術以外で必要なこと」をお伝えしていきました。

◎指導スキル以外に必要なこと
・人に伝える技術
・話しをまとめる力
・指導種目以外の詳しい分野

人に伝える技術は、

今から何を話すか説明して、要点を復唱すること。


話しをまとめる力は、

相手の疑問をまとめて聞き返し、自分の言いたいことを一文でまず伝えること。


指導種目以外の詳しい分野は、

指導の時に例えとして使えるようにしておくこと。

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このようにお話しさせていただきました。

人に何かを指導するのはとても難しいです。

ですが、この3つをまず勉強してスキルとして身につけておけば、それだけで

「他と変わらない替えの効く存在」

から

「この人に教わりたい」

という存在になれる可能性が上がっていくはずです。

スキルアップして、唯一無二の指導者になれるようにお互い頑張っていきましょう!!


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