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読書感想文「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」

お早うございます。

ジム通いのお供

前回の記事で書いたのですが、休止していたジム通いを計らずも再開することと成った。

せっかく月額会費を払うのだからと、火がついたように連日ジムへ通っているのだが、有酸素運動の時間が暇である。

私はエアロバイクを毎回30分程度漕いでいるのだが、その時間は上半身が空いてしまう。

最初はスマホ片手にネットを見ていたりしてたのだが、それもすぐに飽きる。

どうしようかなと思い、数日前に買った文庫本を持ち込んで読むことにした。

オードリー若林正恭さんの「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」である。

概要

この本は、若林さんのキューバ旅行記となっている。(文庫版では+αあり)

一個々々の話が数ページで区切られているので、限られた時間の中で読むシチュエーションでも、キリがよく読める。
(ただ海外ドラマと一緒で、もう1エピソード観たくなるが)

若林さんがプライベートで行ったキューバ旅行での出来事が、若林さん特有の俯瞰した視点で語られる。
私もそうだが、世に言う「陰キャ」の人等はかなり共感する部分があるのではないかな。

大人の勉強

これから本書を読む人もいるだろうから、詳しい内容には触れない(というか私もまだ読み終えてない)が、とても影響を受けた部分を紹介させて欲しい。

本書の序盤も序盤、まだキューバへ渡航する前の段階での話である。


若林さんは40代を前に、家庭教師を雇ったとのこと。
高学歴のその先生と定期的に喫茶店で合い、日頃疑問に思っている世の中の事を尋ねる。

その先生は、

「若林さん、世界史の教科書の産業革命以降を読んできてください。あと、経済学入門と日本史の教科書の戦後以降も。授業はそれからです。」(本書より引用)

と答える。

私はその部分を読んで、「とても羨ましい」という感情を持った。

自分が「知らない」と言う事をしっかり認識して、それに対して時間とお金をかけて取り組む。

それが真っ直ぐに出来ているのが羨ましい。


変な理由をつけてやらない事は、恐らく幾らでも出来る。
コストを掛けることは恐怖を受け容れる事だ。無駄だったらどうしようという恐怖だ。

再度の一歩

本書を読んでいると、かの有名な「チェ・ゲバラ」の話が頻繁に登場する。

私は過去にキューバで何が起こったのか知らない。
チェ・ゲバラの顔はこれまで何度も見てきた(Tシャツなんかにプリントされているお馴染みの顔だ)が、何をした人なのか疑問にも思わなかった。

「知りたい」という感情が、芽生えるのを感じた。


そもそも、私も勉強したいことは沢山ある。

まず「美しさ」というものについて、自分なりの定義を持ちたいと思っている。
絵や俳句は、そのために始めたのだった。

数学の基礎についても知りたい(これも私の中では美しさに関する学問だ)し、統計学にも興味がある。
プログラムやアルゴリズムも、基礎を学んでみたい。

私は過去に、インプットしたい欲が高まり過ぎて自分の中の処理が追いつかずパンクした経験がある。
インプットをするなら、その分アウトプットもしないと、知識の部屋はどんどん散らかって行く。

ただ、今年の私がこれまでと違うのは、noteやインスタグラムなどの表現の場を手に入れたと言うことだ。

定期的にインプットから何かを生み出す事を条件に、もう一度色んな勉強にチャレンジしてみても良いかも知れない。


そんな訳で図書館へ行き、チェ・ゲバラの手記と経済学の入門書を借りてきてしまう。

しばらくは、ジムで暇になることは無さそうだ。


最後に

なんか読書感想文なのか?という文章になりましたが、それだけ私に取って影響力があったと言うことです。

気になった方は「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」読んでみて下さい。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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