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年下君の恋愛観と好みのタイプがわかって少し凹んだ話
年下君と仲良し女子ちゃんと軽く飲んできた。
信じられないぐらい飲んでいる。
そろそろ体が心配なので飲む量は控える。
思いがけず好みのタイプの話になり、
年下君は「ベース顔がかわいいのはもちろんのこと、その上で髪が長くて趣味が合う子が好き」
なことがわかった。
いやあ。
そりゃみんなそうだろうと言われればそうなんだけれども。
見事に自分は該当しなくて少し凹んだ。
いや、そもそもそんな目で見られたことはないのだから凹むことはないんだが、しっかり落ち込んだ。
なんなら割と最近髪は切ってしまった。
伸ばせばよかった。
仲良し女子ちゃんは、若くて顔が可愛いくて髪が長い。
みんなして彼氏彼女はいないし好きな人もいないという。
だけれども。
ちらちら仲良し女子ちゃんに視線がいっているような気がしてちょっとなんだか。
私はこのまま笑っていられるだろうか。
ああ私が、私が美人だったら。
もう若さはいいから顔が良かったら。
同じ土俵に立てただろうか。
私は面倒見と金払いが良いひょうきんな年上の先輩でしかないなあ、とあらためて実感した。
みんなこのまま誰とも付き合わずに一緒にいてくれるならそうしたいんだけど。
それが一番平和な気がするんだけど。
辛いなあ。
今やっと手に入れた癒しの場なのに。
とりあえず早く髪伸びないかな。
最近自分のこと前より好きになれてきて、それは年下君が優しくしてくれるからなんだけども、
基本的に自分に自信がなさすぎて、何よりルックスの自信が本当にないので、やっと好きになった人がわかりやすく可愛い子を見ていると「ああやっぱり」と思ってわずかにめばえたポジティブな気持ちが消え失せてしまうのだ。
美人に生まれたかったねえ。
ああ。
いつになったら私の好きな人は私を好きになってくれるのだろう。
最近ずっとそのことばかり考えている。
あきらめたらきっと全部、終わるだろうな。
そんな悲しい終わり方は嫌だから。
私は消えないように生き残りたい。
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