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いつぶりか思い出せないぐらい、年下君とバラバラに帰った

朝、出社して年下君に会った。

しょうもない私のボケを秒で拾って笑いながら打ち返してくれた。

とても気持ちが良い。

私は昼から外で仕事なので他のメンバーと準備していたが、それを見ていた年下君が
「いいなあ、俺も行きたいなあ」
とつぶやいた。

だいぶ可愛い。
連れて行きたかった。

「それじゃあ、あとよろしくね」
と別に留守を頼む意味もないが声をかけたら
「おっけー!」
と笑顔をくれる年下君。

朝から元気をありがとう。

日中、がんばって働いた。
いつのまにか夕方になって夜が近づいてきたが、年下君の顔を見たかったので会社に戻った。

年下君が「外仕事どうでした?」と迎えてくれた。

ちょっと雑談したらなかなかの時間になったので、「年下君、今日は早く帰りな」と促す。

「今日はさすがにもう帰りますよ」
と帰り支度を始める年下君。

本当は私ももう上がれるところだったが、さっっっっすがに毎日一緒にいすぎたので、最近飽きられることを恐れつつあるため、わざと残業があるふりをして一人で帰ってもらうことにした。

「それじゃあお先に…」と声をかけてくれる年下君。

「久しぶりに釜石さんと一緒に帰らない日だ」
と寂しげに微笑んで帰って行った。

100点すぎる。
いいや。

1億点差し上げます。

「もおおおお私も今すぐ帰れるよ一緒に帰ろうよう!!」
と飛びつきたくなるのをおさえて、15分だけ残業して、他の子と一緒に帰ったのは内緒だ。

年下君、私がいなくて寂しがってくれると嬉しい。
でもこれでバラバラに帰るのが当たり前になっても嫌だ。

明日は、一緒がいいなあ…。

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