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詩 『一歩』


狭い世界で 生きてきた。
限られたグループの中で、塗れる喜怒哀楽。

気がついたら 年をとっていて
未来は 鉛色に変わっていた。

まだ 何も知らない。
まだ 何もできない。
 
焦りだけが追いかけてきて、
自分が何者でもない事 が悲しくなる。
このまま、終わるのか、と。


だけど、と、空を仰いだ。

出来る事をやろう、
キラキラする世界に声をかけよう
笑いかけよう。混ざり合おう。 

大丈夫。まだ間に合う
手遅れなんかじゃない。

あきらめるな、自分。
まずは一歩 踏み出して。










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