見出し画像

スキコレ118 「さんまのお笑い向上委員会」

どーも!アオト イン ティラミスの青砥ゆうやです。

今回は久しぶりにゲーム「トモダチコレクション」の様に僕の好きな物を紹介して入居させていくスキナモノコレクションという企画です!

早速やっていきましょ〜!



スキナモノコレクション118号室
「さんまのお笑い向上委員会」

今回僕が紹介するスキナモノは
2015年4月から、毎週土曜23時10~40分まで放送されているトークバラエティ番組。


司会を務める明石家さんまさんの冠番組。

司会のさんまさんが「工場長」ならぬ「向上長」と称し、若手お笑い向上委員会メンバーと共に日本のお笑い界の傾向と対策を探り出す、というのが一応のテーマ。
(若手といってもさんまさんより若いと言うだけで概ねのメンバーが30代~40代後半)

委員会メンバー(右のひな壇)がゲスト向上芸人(座り位置 左)の欠点を指摘し、向上するためのアイディアを話し合うというのが進行の基本。

でも実際はお笑い芸人同士のフリートークに近く、さんまさんの裁量のもと委員会メンバーがアドリブを繰り出し合って進行される。

何をいつ振られるかが分からない為、芸人さんの即興力が試され
芸人さん達はこの番組の事を戦場と呼んでおり
1番出たくない番組と恐れている。

あとこの番組の特徴としては
1回の収録で3話分を撮っておりそれを全く隠していない事

番組のセット外でノーギャラで見学しているモニター横芸人(若手)がいる事が挙げられる。

このモニター横芸人は番組の最後の閉店ガラガラの時以外は基本触れられない。
(芸人さん自らが自分の持ち込んだギャグなどを披露する時間 。
ますだおかだのおかださんのギャグ閉店ガラガラから始めるのが通例で毎回10人程が参加するがその回で面白かった2.3人しかオンエアされない)

今回はこの番組のボクのスキな所を紹介しようと思います!




スキな所 何気に変化していってる番組の形(その変化は進化か退化か。。)

始まった当初は謎にサスペンスドラマ風の演出がされていて、オープニングにミニドラマまで挿入されていた。

その演出も徐々に無くなり
2016年辺りにはもう今の様な番組フォーマットが出来上がっていった。

ただ出演者の入れ替わりが激しい為、
少しずつ番組の形が変化しているのだ。

さんまさんを初め、
今田さん,蛍原さん,陣内さん,中川家,飯尾さん,ホリケンさん,FUJIWARA藤本さん等のいわゆる「ほぼレギュラーメンバー」は固定されているがそれ以外のメンバーの変化が激しいのだ。

その模様を紹介していこうと思う。

第1期 2016~2019年
バラエティ番組減少期

2019年辺りまではほぼレギュラーメンバーの他にその時売り出し中の芸人さん(賞レースの優勝コンビ等)と
麒麟 川島さんや有野さん,竹山さん,アンタッチャブル柴田さん,等のベテラン芸人さん達でひな壇が形成されており

奇抜なネタを持ち込んでくる
「イロモノ芸人」の
くっきーさん,ザブングル加藤さん,ハリウッドザコシショウさん等が時々番組の3週目に登場するという流れだった。

「ほぼレギュラーメンバー」以外の出演者は毎週色々な芸人さんが出演しており、
番組の進行もレールから脱線しながらも最後にはしっかりと正当なお笑いへ着地する内容で
一応誰でも楽しめる内容だった。

濃いけど週1では食べたくなる家系ラーメンみたいな感じの味だった。

ただ2020年辺り~現在で番組の味は大きく変わっている。

第2期 2020年~現在
第7世代~再お笑いブーム期

その味を説明する前に1つ書きたい事がある。

2019年頃までのテレビ業界はお笑い番組やバラエティ番組がかなり少なく
濃度の高いお笑いを発信している番組は
向上委員会と水曜日のダウンタウンと脱力タイムズ位しか無かった。

その中でも向上委員会は凄く頑張っていた。

そして2020年辺りの第7世代ブーム後から
有吉の壁を初めとする多くのお笑い番組、バラエティ番組が再び増えていき、今では濃度の高いお笑いを沢山の番組で味わえる世の中になった。

その裏で向上委員会がおかしくなる。

前述の通り向上委員会は芸人さんの中で戦場と呼ばれており出たくない番組として有名だった。
この頃からそれに更に拍車を掛け、出演メンバーの固定化とイロモノ化が進んでいく。

今の出演者メンバーはと言うと
先程の「ほぼレギュラーメンバー」にマヂカルラブリー、錦鯉、ウエストランド井口さん辺りが追加されそこに若手が1.2組。
その若手もややイロモノ。

一応、向上ゲストにゆかりがある委員会メンバーが欠点を指摘するというフォーマットは残っているのだが

必ず3週目はくっきーさん,ハリウッドザコシショウさん,ヤジマリーさん,とにかく明るい安村さん,あぁ~しらきさん
というザ・イロモノのこの辺りのメンバーから
3人位が登場し
好きなようにネタを披露し終わるだけの
カオス回になっている。

モニター横芸人も昔はブレイク間近の芸人さんが立っている事が多かったが(平野ノラさん,みやぞんさん等)
そこもイロモノ感が強くなっている。

端的に言えば今の向上委員会は
イロモノ芸人とおじさんしか出ておらず
内容もめちゃくちゃカオスだ。

食べ物で表現すると
二郎系ラーメンに大量のホイップクリームとハバネロ唐辛子をトッピングした様な味だ。
かなり通なお笑い好きしか楽しめなくなっていると思われる。

ただボクは今の向上委員会も大好きだ。

昔も何も考えずに笑える番組だったが
更に何も考えずに笑える番組になっている。

学識とかお笑いの知識とかそんなの全く無くても笑える。

先程
「かなりのお笑い通しか楽しめないかも」と書いたがそれは下らな過ぎるからだ。

アホならアホ程笑える番組だからだ。

何故なら今のこの番組では正当なお笑いの方程式で起こるお笑いなんてほぼ無い。(特に3週目は)

よく分かんないノリとよく分かんない言葉とよく分かんない音とよく分かんない小道具しか
もうこの番組には登場しない。

それを腕を持ったベテランの芸人さん達の手腕でギリギリ、エンタメの形へと昇華させている。

今回長々と「番組の変化の歴史」について書いたのは
「お笑い界、テレビ界の流れに沿って歪に変化していった」
この番組の変な歴史こそが大好きだからだ。

出てくれる芸人さんが減っていって
異常なメンバーが中心になって
どんどんカオスになっていっても
長く続いていく
こんな変な番組は他にない。

そこが尊すぎるのだ。


最後に

もう1つこの番組で大好きなのが
司会の明石家さんまさんの笑い方だ。

床を叩きながら爆笑したり、
何故かいつの間にか正座になっていてその姿で爆笑していたり
とにかくずっ〜と爆笑してる。

勿論どの番組でも、さんまさんはえげつない位爆笑されているが
中でも向上委員会のさんまさんは1番楽しそうに爆笑しているんじゃないかと
勝手に僕は思っている。

どんなにくだらないネタでも、意味不明なネタでも子供みたいに爆笑している。

その姿から
67歳というお年になっても
お笑いが大好きで
それでいてずっとお笑いの感覚をアップデートされている事を汲み取れて
とても尊敬と可愛らしさと、それで居て異常さを感じられる。

そんな明石家さんまさんを見られるこの番組が大好きだ。

そして、これからもカオスな笑いを同じ様なメンバーで届けて欲しい
それを見続けたいと願っています。








僕はアオト イン ティラミスというバンドでギターボーカルをしています!
Single 「ミシュリー清美」が各種サブスクリプションサービスにて好評配信中です!!
リリックビデオの視聴はYouTubeから↓

この記事に面白いと感じて頂けたらスキを押して頂けると嬉しいです!!

アカウントやTwitterのフォローもして頂けると嬉しいです!!

そしてバンドのボーカル 子月 千夜とpodcastを第1、3木曜日に各種音声配信アプリにて配信してます!

こちらも聞いて頂けると嬉しいです!!








102号室の三四郎ANNシリーズから
118号室のさんまのお笑い向上委員会と友達になりたいと相談を受けた。
僕は面白い話をしたり、相手を褒めることを心掛けて会話をしたらとアドバイスをした。
すると2人は無事友達になれたようだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?