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【読書記録】#32 コミュニケーションの教科書 渡部建著 〜沈黙は無理に埋めてはいけない〜

はじめに

渡部さんの前著「超一流の会話力」がとてもわかりやすく、実践しやすいものばかりだった。今回は日常の雑談時やうまい説明のやり方などを学ぶために購入。

1.沈黙を恐れない。無理に埋めようとしない。

私自身も沈黙で気まずくなって、無理に話そうとして失敗することが何度もあった。そのときの対処法を知れたのが良かった。

笑顔をキープして、次になにを話すか、もしくはなにを聞くのかをよく考えること。間違っても自分の話をべらべら話さないことを心がけたい。今までは自分の話をべらべらして、余計に空気を悪くしてしまうことばかりだった。

2.人への提案やオススメには「主観」と「客観」を盛り込む。

なにか好きなものや面白いものを友だちと共有したいというときにこれは使えると思った。自分が面白いと思っていても、面白さが他人に伝わらなければもどかしい思いをする。

自分がなぜ面白いと思ったかの「主観」だけではなくて、「客観」の情報もいれる。例えば「SNSでバズっている」とか、「100万回以上再生されている」とか。私の場合は「主観」しか伝えられていなかったと思う。

3.カゲボメで嬉しさと信憑性が上がる。

自分の経験としても、直接べた褒めされると「本当か?」と疑ってしまう。しかし第三者から褒められている事実を伝えられると疑う気持ちがほとんど湧かずに嬉しいと感じるように思う。

それだけでなく、人と会話するときにカゲボメをしていけば、会話の内容の割合もポジティブなものが増えることが期待できる。どんどんやっていきたい。

4.笑顔は5割増で。日々の笑顔のトレーニングを。

この本にも書いてあるが、ふとスマホの画面が暗転したときに写る自分の仏頂面に驚いたことが自分にもあった。自分の普段の表情がこの仏頂面だとすると相手からの印象が良くなるわけがない。

普段から鏡で笑顔のトレーニングをやりつつ、笑うところはいつもより笑うように心がけたい。

5.「ホメ」は相手の「違うところ」から展開する。

相手の良いところを探そうとすると難しいが、相手が他の人と違うところを探そうとすれば案外難易度は下がると思う。そこからホメにつなげていけば「ホメ」を日常的にやっていくことができる。

6.自己紹介は相手のメリットになることを言えば、覚えてもらえる。

そもそも私は自己紹介が「相手に自分を覚えてもらうためのもの」という本質を忘れていたように思う。本書で自己紹介の本質を思い出すことができた。

相手に覚えてもらうためには自分の好きなことを話すだけではダメで、相手のメリットになるようなことを言わないといけない。自分の特技や趣味に偏りを持たせて、相手のメリットになるようなことを考える。

自分は読書やダーツが趣味なので、こういうものを考えてみた。
「ビジネス書なら任せてください。コミュニケーションや時間術、効果的な朝活など悩みに合わせたオススメの本を紹介できます。」
「自分はダーツが趣味です。ダーツバーによく行くので、雰囲気がよくて、様々なカクテルが楽しめるバーを紹介できます。」

などが思いついた。あくまで例ではあるが、こういう感じで偏らせた趣味を結びつけて、自己紹介を考えたい。


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