![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110015582/rectangle_large_type_2_6dcffc1d7f268664446e081fa9fe1ac0.jpg?width=800)
息子が生まれた一ヶ月
息子が生まれて、日々感情を揺さぶられている。なのに日々があっという間に過ぎてしまい、全然アウトプットできていないので、1ヶ月ごとに育児で感じたことを記録していきたいと思う。
育児をしていると仕事をしているのとは違う脳みそを使っている気がするし、ただでさえ寝不足で言葉が出てこない感じがするので、リハビリも兼ねて、主に気づいたことや感情を取り止めもなく書き連らねていきます。
入院生活は母親強化合宿
お腹の中で10ヶ月の時を一緒に過ごしてようやく会えた赤ちゃん。無事に生まれたくれた安堵と感動も束の間、産後の身体は予想以上にボロボロだった。聞いてはいたけど、覚悟はしていたけど、ありがたいことに今日まで健康に生きて来たのでここまでとは思わなかった。傷跡は痛いし骨盤底筋は緩むし、産後ハイでうまく眠れないし、経験したことのない身体のバグを感じながら、休む間もなくヨーイドンで育児が始まった。助産師さんにOJTさながらにお世話の仕方を習い、「え、もう1人でやるの?!」と心細いままに即実践。
個室で、食事が美味しく、助産師さんも優しい素晴らしい病院だったが入院生活は部活の合宿のようだった。私は最初あまり母乳が出ず、赤ちゃんもおっぱいを咥えるのが下手で、吸ったかと思ったら寝落ちしたり、でないおっぱいを一日に何回も咥えさせることが辛かった。早速つまづいてしまったと落ち込み、気がついたら自分を責めてしまって涙が止まらず、巡回に来た助産師さんに慰めてもらった。これが産後のメンタルか。。
昼夜問わず3時間ごとにアラームで起きて睡眠不足のぼーっとした頭で授乳を試みるママたちは孤独だ。育児の最初の壁を感じた入院生活だった。(退院して大好きな家に帰ったら元気になったのと、母乳も徐々に出てくるのでこれから出産する人は、誰しもが通る道だと思って安心してほしい・・!)
噂には聞いていたけど、病院のご飯がめちゃくちゃ美味しかったので写真をのせておく。
(ちなみにお世話になったのは、無痛分娩に対応している用賀の東京マザーズクリニック。高くて会計時に心の中で一瞬悲鳴をあげたが、産後ハイでどうでもよくなった。素晴らしいサービスで、安心して通院出産できた。)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110014883/picture_pc_57e2a569c8eca6cd4b63e8a4d58484c4.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110014885/picture_pc_6aeee0d7e9a3bf6e13ee94ea330fbba2.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110014886/picture_pc_0886bc221d532b78ba3d2236994e76df.jpg?width=800)
「魔の三週目」はママのメンタルも「魔」だった
退院後1、2週目は慣れない授乳と細切れ睡眠に格闘。一日に10回以上オムツを替えていて、すでにこの頃の記憶があまりない。赤ちゃんが徐々にお腹の外に出たことを自覚し、泣くことが増えると言われる魔の3週目。その頃にはすこしずつ生活リズムに慣れ、自分の身体の調子も改善してくるが、積み重なった睡眠不足が影響してくる魔の週でもあった。同じ子のギャン泣き、同じ夫の一言でも、睡眠不足かどうかで受け取り方が全然違う。めちゃくちゃにイライラして、カリカリしてしまった。
これはまずいと思い、夫に赤ちゃんを託して産後初めてぶっ続けで4時間寝たら、目覚めた時の湧き出るようなエネルギーが違った。世界が輝いて見える!睡眠不足のダメージは翌日だけではない、じわじわボディブローのように効いてくるんだと実感した。
子どもを優先しがちな育児生活だが、自分を満たしてあげられないとハッピーに子育てできない。これは今後も覚えておきたいこと。
母性が湧くのには時間がかかる
妊婦期間に色々な人の育児エッセイを読んで、出産したら母性が爆発して、「この子のためになら死ねる」くらい思えると思っていた(不妊治療で授かったこともあり)。
実際に産んでみると、出産直後は無事産めたことへの安堵感が強く、その後はとにかくお世話に慣れることに必死で責任感で動いていたので、可愛さを噛み締める余裕がなかった気がする。「自分は母性が足りないのでは?」と焦って、「母性 少ない」で検索までしたが、1ヶ月経った今、日々じわじわと可愛いと思う時間が増えている。新生児特有のコロコロと変わる表情、顔周りの手の動き、ツルツルの足のうら、一生懸命おっぱいをのむ姿、すやすやと眠る寝顔。儚くて、可愛くて、尊い。ふとした瞬間に心が温かくなる。人にもよると思うが、可愛がるのには余裕が必要。全然焦ることはなかった。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110015282/picture_pc_e31c453a3f0d26e5d52ef1513677d386.png?width=800)
夫婦会議で情報格差をなくす
現在夫はリモートワークを増やし、週に1、2回有休をとって育児をしているが、どうしても育休中の私の方が赤ちゃんと触れ合う時間が長い。日々変わる子どもの変化(ミルク量、睡眠時間、求められるあやし方など)をまめに情報共有しないと、ママにばかり情報が溜まり、「私がやった方が早い」状態になってしまう。それを避けたいのと、お互いのモヤモヤを吐き出すために、美味しいものを食べながら夫婦会議を行なった。今抱えているモヤモヤ(育児家事について)、それらの中で改善できること、育児で楽しいこと、追加で買いたいもの、夫の仕事の状況や今後のスケジュール共有など。これが精神的にもすごくスッキリできたので、月1ペースで開催していきたい。結婚して4年。「伝えないと、思っていないのと同じ」を肝に銘じ、伝えることを諦めずにいたい。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110015381/picture_pc_3de518571e86dfad1851baf4a217d3f2.png?width=800)
息子はスクスクと健やかに成長し、先日一ヶ月検診を迎えた。先生に「よくがんばりましたね!」と労りの言葉をかけてもらえた時は、報われる思いだった。悩んだ授乳もお互いうまくできるようになったし、オムツ替えも早くなった。息子は目を開いて興味深そうに世界を見つめるようになった。パパもママも愛犬も息子も「初めて」に挑んだ一ヶ月。ただ体重が増えて背が伸びただけ。健康なうんちをしているだけ。大人だったらなんでもないことでも、ものすごい安堵と喜びだった。子どもの成長と健康が親の最大の喜びなんだと、初めて親心を知った。
ついにおでかけが解禁。また新しい悩みが出てきそうだが、なるべくポジティブに乗り越えたい。そしてサウナや銭湯、映画鑑賞(怪物と東京リベンジャーズが観たい)、カフェや買い物など少しずつ自分時間も確保していきたい!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?