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【お金と健康の話②】 株価を追いかけず、◯◯を追いかけよう!

 皆さん、こんにちは!
 第1回では株で利益を上げるための理屈について共有しました。

 株の実際の価値よりも安い株価で購入する必要がありますが、その株が本来持っている価値が分からなければいけません。
 第2回では、「そもそも価値とは何か」について共有します。

そもそも価値とはなにか

 「利回り」という言葉を聞いたことはありますか。利回りとは、キャピタルゲインとインカムゲインに分かれます。

キャピタルゲイン(売買差益):株の売却で得ることができる
インカムゲイン(配当金):企業が定めた決算期に受け取ることができる
上記2つの利益を年間で合計した額が「年間利益」になります。
利回り=年間の利益÷投資元本×100
【例】5万円÷100万円×100=5%

 年間の1万円の利益が得られると予想される株があり、その株にそれぞれ20万円、10万円の株価がついていたとします。その場合の利回りは…

<年間の利益が1万円、株価が20万円の利回り>
1万円÷20万円=0.05    5%
<年間の利益が1万円、株価が10万円の利回り>
1万円÷10万円=0.1    10%  

 株価の下落は「売り」でなく「買い」を意味します。「妥当な株価」を知っていれば、株価が下がるということは、より高い利回りを得るチャンスを意味します。

 妥当な株価とはなにか。もし、毎年1万円の利益が将来ずっと得られる株があり、その期待利回りが7%であれば…

※期待利回り:各国の経済情勢や為替の変動などのリスクを反映している。「7%の利子が付かないと、リスクが高くてやってられない」という市場の声によってそれだけの利回りがつく。

<年間の利益が1万円、期待利回り7%の妥当な株価>
1万円÷7%=14万2857円

 この14万円という妥当な価値よりも株価が低ければ「買い」、高ければ「売り」ということになります。

 利回りが高ければよい、ということはありません。世の中に出回っている金融商品の利回りの高さは、単にリスクの高さを意味しているだけです。

期待利回りを超える利回りがつく場合に投資する=株式投資の原理
【例】期待利回りが5%のときに、本当は8%の利回りが期待できるのであれば、この差の3%が投資収益となるため、投資すべきです。

 第3回以降は、企業価値を算定するための具体的な「事業が利益を生む仕組みを暴く力」と「財務諸表から読み解き財産を見抜く知識」について共有します!

 最後まで見ていただき、ありがとうございました。
 ぜひ次回もよろしくお願いします!



 

 


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