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【お金と健康の話・番外編】 これが分かれば利益倍増!? 「株式指標」を解説!

 普段の買い物と同じく、「いいものを安く買う」ことが株式投資でも重要です。いい会社を見つけたら、株価がいま割安かどうかをチェックして、割安なら買い時です。
 ただ、さらに周りに差をつけて利益を得るためには、個別銘柄を絞るのに役立つ以下の株式指標について勉強することが近道です。

1、ROE(自己資本利益率) 

 その資本を使って、どのくらいの利益を上げたかを意味します。
 一般に「良い会社」とは、ROEが高い会社、つまり資本を効率的に使っている会社をいいます。
 例えば、100億円の純資産を使って年間10億円の利益を上げていたら、ROEが10%(10億円÷100億円)ということになります。(日本企業のROEは平均4〜5%)

2、PBR(株価純資産倍率)

 純資産と比べて株価が割安かどうかが分かります。1倍以下は、いま会社が解散して株主に資産を配分した場合、株主は投資額以上に利益が出ます。
 数値が低いほど株価が割安であることを意味し、アベノクス初期のような会社が保有する含み益が注目されたときに、PBRが重要視されます。

PBR=株価÷純資産
【例】株価4000円÷純資産5000円=0.80倍、株価4000÷純資産2000円=2倍 → 一株純資産の成長でPBRが下がる!
【例】株価2000円÷純資産5000円=0.40倍、株価5000円÷5000円=1倍 → 株価の下落でPBRが下がり割安に!

3、PER(株価収益率)

 利益と比べて割安かが分かります。分子の株価が下落すればPERは下がり割安になり、分母の利益が成長すればPERも割安になります。このため、成長力があり将来の予想される利益が増加するのであれば、足下のPERが高くても割安と考えることができます。

PER=株価÷予想利益
【例】株価4000円÷利益200円=20倍、株価4000円÷利益300円=13倍 → 予想利益の成長でPERが下がる!
【例】株価4000円÷利益200円=20倍、株価2000円÷利益200円=10倍 → 株価の下落によりPERが下がり割安に!

4、まとめ

 3つの指標の関係がわかると、投資をする際に色々と分かってきます。例えば、ROEが高く資本効率が良くても、その資本の価格であるPBRが高ければ投資先としてはあまり良くないことが挙げられます。また、PERが一見高くても、実はそれは当期の純利益が低いだけで、企業が内部に溜め込んだ財産がある場合などは投資先として有望なことが挙げられます。

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 以上になります。
 今日も最後まで見ていただき、ありがとうございました!

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