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星野源さんの本から考えたこと

ガッキーこと新垣結衣さんの夫である星野源さん。
日本人の男性なら、ガッキーの夫というのは憧れのポジションと感じてしまう人も多いのではないだろうか。私も正直ところ、良いなと思ってしまう。
でも、星野源さんについては正直よく分かっていない。歌手ってイメージぐらいしかない(本当は、歌手以外にも役者や映像製作や文筆などもしているそうだが)。

3冊の本を読んでみた

昔、テレビを家を置いていたときは、よく星野源さんを画面越しから観ていた(今は一人暮らしをしているがテレビを部屋に置いていない)。そのときの印象は、芸能人だけど一般人のような雰囲気。街ですれ違っても気づかないかもしれないなというような気がするというようなもの。しかし、画面越しだけではどんな思想でどういう人なのかというのは分からない。いっそのこと、星野源さんが書いた本を読んでみたら人となりが分かるのではと思い、3冊を読んでみた。

【私が読んだ本】
・働く男
・よみがえる変態
・そして生活はつづく

働く男

2015年9月に出版された「働く男」は、音楽家、俳優文筆家などのさまざまな顔をもつ星野源さんが、サメのように働いていた自らの状況を振返っていた一冊。星野源さんの頭の中が分かるような内容が詰まっている。

正直、本を読んでいると「変人」なのではと感じてしまうほど。こんなことを書いたら、ドン引きされるのではないかなと、読んでいる私も思っていたが、読み進めると「分かる!」って共感できたりする。
「モテることはいくら努力してもできねえ。」なんて書いているのに、ガッキーと結婚したじゃんって思わず心で突っ込んでしまう。
もしかして、喋るとかなり面白いのではないだろうかと思った。

よみがえる変態

2019年9月に出版された「よみがえる変態」は、タイトルに惹かれて購入した。購入する際、普段なら少し内容を見るのだが、この本は見ていない。なぜなら、絶対面白いだろうと思ったからだ。タイトルからにして、部屋でひっそりと見ようと決心して、うきうきしながら家に帰りこの本を読んだ。

結論を言うと、タイトルにだまされた。思っていたのとは違った。この本は、確かに面白いことも書いてあるが、星野源さんの生き様とか考えとかが書いてある。病(くも膜下出血)のことにも触れていた。
「本当に生きててよかった。クソ最高の人生である。(本文より)」
「痛い」という言葉が、2ページにわたり書いてあるのも印象だった。

この本を読むと、星野源さんの人間性が好きになる。
おそらく、本を読んだ人の半分以上は「好きな俳優は?」って誰かに質問されると、「星野源」って答えるのではないだろうか。そんなことを思った一冊だった。

そして生活はつづく

2013年1月に出版された「そして生活はつづく」は、つい最近購入したばかり。この記事を書く7時間前ぐらいにこの本を読んだ。
すでにこの本を選んだ時には、私も星野源という人間に惹かれている。
「よみがえる変態」を読んでから人として素敵だと思った。

ちなみにこの本は、星野源さんが体験したこと、考えをエッセイとした一冊。書店でこの本を購入し、直ぐ隣にあるスタバで読んだ(私は、本を購入する際はほとんど書店。)。
目の前には、3人組のキラキラと輝きを放っている女の子たちと、後ろにはデートを楽しむおそらくカップルに挟まれた席でその本を読んだ。

周りが全く気にならないぐらい面白い。口内炎とか眼鏡のこと(近視について)とか生活とか。
自分でもこんな体験あるって感じの内容で、共感も多かった。途中一人で本を読みながら笑ってしまい、周りの視線を感じて冷や汗をかいてしまったが、なんとか読み終えた。
文庫版あとがきで、以下の言葉が書いてある。この内容はとても共感できたのでこの記事にも残しておく。

 「なにげない日常の中に素晴らしものがある」どや顔でそんなことを言う人は苦手です。「なにげない日常」の中には「なにげない日常」しかない。素晴らしいものなんてない。その中から素晴らしさ、おもしろさを見いだすには、努力と根性がいります。黙ってても日常はおもしろくなってはくれない。見つめ直し、向き合って、物事を拡大し新しい解釈を加えて日常を改めて制作していかなきゃならない。毎日を面白くするのは自分自身だし、それをやるには必死にならなきゃ何の意味もない。
 つまり、一生懸命生きなきゃ毎日はおもしろくならないってことだ。

そして生活はつづく

終わりに

これらの本を読んで私は思った。
なぜガッキーは星野源と結婚したのか。
その答えは、星野源の生き方とか考え方に惹かれたからだと思う。以前、とある番組でガッキーの好きなタイプは自分のことを好きになってくれる人とガッキー自身が言っていたが、星野源さんのストレートな姿勢が決め手になったのではと勝手に推測している。

一生懸命生きている人を見ると、人は惹かれるのだろう。だからアイドルにファンがいるのだろう(可愛いから、かっこいいから応援しているっていう人もいるが、ここではそういう意味でのファンではない。)人は様々な一面を持っているが、一生懸命な姿がほんの少しでも見えると、私は応援したくなる。自分も一生懸命生きようと思わせてくれるからだ。

そろそろ眠くなってきたが、今日は一生懸命生きた気がする。


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