輝き人! NO.13 PASSPO☆ 玉井杏奈 / ANNA TAMAI

前回に引き続き、
PASSPO☆の玉井杏奈さんを紹介します。

―PROFILE―
玉井 杏奈
Tamai Anna
1995年1月31日生まれ 東京都出身 B型
アイドルグループPASSPO☆

interview

―まず始めに、アイドルになったきっかけを教えて下さい。
玉井:当初は全くアイドルになるつもりは無かったのですが、たまたま友達と渋谷でクレープを食べている時にスカウトされたんです。雑誌に載せてくれると言われて、嬉しくなって事務所までついて行ってしまいました。(笑)危ないですよね。皆さんは、絶対にマネしないでください。(笑)でも、当時はそのことを運命と感じた自分がいて、直観でこの仕事をやり続けていこうと思いました。
―お仕事をする上で常に意識していることは何ですか?
玉井:メンバーといると家族と一緒にいるような感じになって、気が緩んじゃうんですけど、お客さんの前に立つときはお客さんを楽しませようと思って、気を引き締めています。
―見ている方々へ発信したいものは何ですか?
玉井:私たちが送り届けているものにアメリカンガールズロックがあります。そのコンセプトとマッチしていて、PASSPO☆とコラボして発信できるものはたくさんあると思っています。アメリカの女の子たちはピザが好きなので、例えば、PASSPO☆でピザ屋さんの格好をして、ピザの会社のCMに出演したり。私たちは好みの洋服の系統はみんな違うのですが、唯一、アメリカンガーリーな感じは共通して全員が好きだったりします。なので、洋服をデザインして売ったりしてみたいです。今もグッズはメンバー同士で考えて、作ったりしているので、それのみならず、色んなものを発信して行ければなって思っています。そんな感じで、同い年の女の子に向けて発信していきたいものは山ほどあります。

―お仕事対してひたむきな玉井さんですが、その一方でアイドルならではの悩みを教えてください。
玉井:友達と一緒に町を歩く時は、友達に迷惑をかけたくないので、あまり目立たないような格好をしています。でも、話しかけてくれれば、握手したいと思っています。でも、集合時間に遅れそうで急いでいる時は“さよなら~”と言って、走り去って行っちゃうんですけど・・・。(笑)その時は、すみません。
―最も自分が輝いていられる瞬間はいつですか?
玉井:ライブをしている時です。それ以外は廃人です。(笑)でも、最近になって、外に出ることやり始めました。それまでは、かなりのインドア派で、オフの日はずっと家に居ました。成人をして初めての年ということもあって、今年はプライベートでも輝けるようにして行きたくて、アウトドアに挑戦し始めました。それに、20歳になってお酒も飲めるようになって、お酒を通じて深い話もできるようになりました。外に出れば色々な体験が出来て、日々を充実させることが出来るので、家にこもってばっかりいちゃダメです。(笑)
―普段人前に立って、緊張はしませんか?
玉井:しないです。背負い込むとダメになるので、それよりかはいつも楽しもうと思っています。

―プライベートでは、どちらへ遊びに行かれますか?
玉井:メンバーと遊ぶことが多くて、ディズニーに行ったりします。実は、うちのメンバーのほぼ全員がディズニーの年間パスポートを持っているんです。でも、最近は忙しくてあまり行けてないです。その他には、メンバーの家で集まってご飯を作ることもあります。
―お友達は芸能界の方が多いですか?
玉井:そうですね。高校生の時に芸能コースにいたので、可愛い子が知り合いに多いです。
―外の世界の方と交流をしたいとは思いませんか?
玉井:でも、自分が魅力的に感じた人にはアポを取って、ご飯にでも行こうと思っています。

―玉井さんにとっての“私の誰にも負けない強み”とは何ですか?
玉井:PASSPO☆に入る前までは人見知りでした。でも、6年間やって来て、今ではお仕事で会う人にはズカズカ土足で踏み込んで行けるぐらいの心の強さを持てるようになりました。それに、初対面の人でも、どんどん入り込んでいけます。気を付けないと傷つく人がいるんですが、そこは自分でも注意しながらやっています。あと、どんな人でもすぐに友達になれます。
―玉井さんの内面の魅力を教えてください。
玉井:すぐに心を開けることです。初対面の時にこの人なら心を開けるかどうかを直感で見極めています。心を開けると思った人とは、ずっとお付き合いをしていますね。
―玉井さんの世界観とは何ですか?
玉井:世界観というよりかは、私自身のスタンスという意味合いが強くなってしまうんですが、人と出会った時には必ずその人の周りの人も見るようにしています。どんなに一見その人が良い人に見えても、その人の周りの人ですぐに本性が分かってしまいます。それに、これは私たちにも言えることであって、PASSPO☆を自分たちがいる内側の世界から見るばっかりではなく、外側からフラットな視点で客観視をしていくように心掛けています。“自分たちの強みはどこなんだろう?”とか考えますね。

―これまでの人生を振り返って思うことはありますか?
玉井:まだ20歳しか生きていないので、あまり深くは言えないのですが、後悔はしていないです。それに、すごく楽しい日々を送って来れたと思います。
―お仕事を通して、どのように変わったと思いますか?
玉井:社交的になりました。それに以前よりかはポジティブになりました。メンバーといると、ポジティブであることの良さを真に受けます。だから、私もポジティブになろうと心掛けています。その結果、前向きになれたのかなって思います。でも、まだネガティブな自分が完治したわけではないんですけどね。(笑)
―この先もずっと芸能の仕事をされていく予定ですか?
玉井:芸能界というよりかは、ずっとPASSPO☆でいたいです。逆にPASSPO☆であれば、どんな形でも良いのかなって思っています。
―では、もしPASSPO☆が解散となったら、どうしますか?
玉井:解散したら、また作っていけばいいだけのことです。でも、私たちが死なない限り、PASSPO☆がなくなることは無いです。

―それでは、この先、どんな人生を歩んで行きたいですか?
玉井:楽しかったら、何でもよいと思っています。PASSPO☆として活動してきて、もちろん問題や試練という壁はありましたし、普通に20年間歩んできた人では見えないものも見てきました。でも、そういうのは全て、私たちが乗り越えられるから来たわけであって、実際乗り越えてきました。なので、“乗り越えるべき壁もどんどん来い”。でも、壁も乗り越えつつ、楽しんで行きたいです。
―今後の目標を教えて下さい。
玉井:私は、今年からひとりのダンサーとしても活動しています。そこでは、普段と客層が全然違います。ありがたいことに、PASSPO☆のファンの方もそうでない方も見に来て下さっています。そういったステージを見て、考えが変わって、アイドルであっても、やりたければステージに立てると思いました。いつかは『バーレスク』のようなショーも開いてみたいです。加えて、私は古着が好きで、古着屋によく行きます。自己表現のツールとして、服を着るのが好きです。古着屋ですと、同じ服がひとつもなくて、みんなと同じものを着てもつまらないと思っている私には絶好の場所なんです。合わないと思っていた服同士が、いざ合わせてみると、似合ったときはハッピーって思っちゃいます。なので、ファッションの方にも、今後さらに挑戦して行きたいです。
―最後に読者の方へのメッセージをお願いします。
玉井:まだ20歳ということで、ものを申す立場ではないのですが、好きなことを仕事にできる人は稀であって、それは同時に恵まれていると思います。そういう方は感謝の気持ちを持って、常に成長を止めないでください。そうでない方も、すっと自分に期待をしていてほしいです。むしろ、自分しか自分に期待してくれないぐらいに思ってほしいです。学生の皆さんは、社会に出たら、学びたくても学べないことが多々あります。私の中では、今の学生さんは遊んでいるイメージがあって、それも良いんですが、学べる場所があるなら、一文字もこぼさず、学んだ方がいいです。

取材:梶裕太 編集:高橋祐貴

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