輝き人! NO.11 PASSPO☆ 根岸 愛 /AI NEGISHI

今回は輝き人として、 PASSPO☆の根岸愛さんを紹介します。

―PROFILE―
根岸 愛
Negishi Ai
1992年9月27日生まれ
埼玉県出身 B型
アイドルグループPASSPO☆

interview

―まず初めに、この仕事を始めたきっかけを教えてください。
根岸:中学3年生の頃に何になりたいんだろうって真剣に向き合うようになったのですが、それまでは夢が定まらなくて、会社員にでもなるんだろうと思っていました。その時に思ったのが、色んなことをやりたいっていうことでしたね。小学校のお遊戯会が好きでしたので、お芝居とかもいつかはできればいいなって漠然と思っていました。とりあえず、高校に入って、それから考えていこうと思っていたのですが、高校に入学してすぐにスカウトされて、この世界に入って来ちゃいました。
―お仕事をする上で、意識していることは何ですか?
根岸:このお仕事って、全てが仕事に通じるんです。なので、遊んでいる時も、お仕事に繋がるんだろうって思って遊んでいます。趣味がそのまま仕事になる特殊な業種であり、それゆえ人間性が商品になったりもするんです。でも、出来ている人間だから良いという世界でもなくて・・・。なので、常に自分にしかないものを探そうとしています。
―世間に向けて、発信していきたいものは何ですか?
根岸:アイドルは作られたものなんですが、その中にはちゃんと人間がいるっていうことを知ってほしいです。そのために人間らしい面も見せて行きたいです。時には、見せ過ぎたりもしちゃうんですが・・・。加えて、私たちも理想像があって、それに近づけるようにやっていますので、皆さんのニーズとずれることがあっても悪く思わないでほしいです。自分たちの目指しているものが良いと思ってもらえるようになりたいです。

―アイドルならではの悩みを教えて下さい。
根岸:今の時代はネットが盛んですよね。人によって捉え方が違って、先入観で勝手に自分たちの像が描かれていることを強く感じます。でも、実際に会うと、そういった誤解が解けるので、まずはライブに来て、私たちの姿を見てほしいです。本当の私たちと周りの人が思っている私たちの像とのギャップを感じられると思います。加えて、SNS上での中傷などは特に気にしていません。それも含めて仕事ですから。見ている人はいろいろ言えるんですが、こっちはそれに張り合えなくて、苦しい立場ではあるのですが・・・。それに、SNSではメチャクチャな人だと思っても、実際会うと良い人でもあったりするので、結局のところ、会ってみないと分からないです。なので、まずはお互い、直接お会いしましょう。
―この仕事を通して、どのように自分が変わりましたか?
根岸:全然、変わりました。この仕事をしていると、関わる人の数が半端ないんです。握手会を含め一期一会のファンの方との出会いを通して、普段会えない職業に就いている方だったり、様々な年齢の方と接することで、自分の考えがあらゆる角度から影響を受けました。個人的には人見知りが解消されました。それに、人から嫌われることが怖くなくなりました。
―では、この仕事をしていなかったら、何をしていると思いますか?
根岸:大学になんとなく行っていたのかな。それに結婚とかもしていたかもしれませんね。ゲームが好きなので、ゲーム会社に勤めたり・・・。

―「輝き人!」ということで、ここからは更なる根岸さんの人間性を追求していきますね。まず、チャームポイントを教えてください。
根岸:許容範囲が広いことです。でも、これは同時に弱点であるとも思っています。何に対しても好きだと思っちゃいます。逆に“嫌いだ”と思う範囲は狭いです。何事も受け入れるところは良い点であり、悪い点でもあるんですけどね。
―根岸さんの他の誰にも負けない強みは何ですか?
根岸:人に合わせないところです。これはもちろん時と場合にもよるんですが、人生は短くて、常に選択に直面していくので、“本当に、それが食べたいか”、または“本当に、それが見たいのか”など細かい局面で後悔したくないんです。だから、別に流されなくていいと思っています。
―根岸さんの世界観を教えてください。
根岸:過去を大切にすることです。確かに、“人生、谷あり山あり”で、辛いこともありました。けれど、その先に幸せを感じることができる瞬間があれば、その前に辛いことがあっても、前向きに捉えられると思うんです。それがあったから、幸せに出会えたって思えます。そう思って、すべてに後悔をしないようにしていきたいです。だから、私は今が一番良い日と思えるように心がけています。今日が辛くても、または幸せであっても。

―“過去”という言葉が聞けたところで、 根岸さんのこれまでの人生を振り返って、思うことは何ですか?
根岸:人生の分かれ道はいろいろあって、もっと良い人生があったかもしれないけれど、今歩んでいる道を選んで良かったと思っています。それに、昔からやっていたことが今の仕事に繋がって、それが実になっているので、やっていて良かったと思うことはたくさんあります。
―この先、どんな人生を歩んで行きたいですか?
根岸:ずっと人から見られている生活を死ぬまでやっていきたいです。なので、このお仕事をずっとやっていきたいです。それに、お葬式にたくさんの人が来てくれるような人間になれたらなって思っています。
―見られていることは窮屈には感じませんか?
根岸:見られていないと寂しいです。加えて、確かに窮屈ですが、責任感を抱えて成長できます。
―プライベートが無くなることに関しては、どう思いますか?
根岸:アイドルは仕事でいろいろなことに挑戦できるので、プライベートで出来ないことが仕事では出来るので、そこには不満を感じていないです。

―「輝き人!」である根岸さんが、最も自分が輝いている瞬間はいつですか?
根岸:ライブをしている時です。日々そこを目指して練習をしているので、いわば私たちの集大成です。その時の気持ちやコンディションが悪ければ、見ている方にはすぐに分かってしまいます。加えて、直接ファンの方々にお会いできる貴重な機会でもあります。それに、ライブの時は人間としても輝ける瞬間です。どんなに辛いと思っていても、ライブをすれば、吹っ切れちゃいます。
―それでは、今後の目標を教えてください。
根岸:アイドルには寿命があるって言われるのですが、アイドルの色はみんな違って、私は今のままで今後10年間やってもいいと思っています。地道にゆっくりやって行って、みんなが目指すような大きな会場でライブができるようになりたいです。私自身としては、お芝居をやりたいので、アイドルとしても、女優としても活動できればなって思っています。それに、お芝居以外にも幅広いことに挑戦して行きたいです。
―読者の方へメッセージをお願いします。
根岸:アイドルといえども、皆さんと同じだと思っているので、お気軽に会いに来てください。PASSPO☆のファンの方には女性の方もいれば、結婚をしている方もいて、どんな方が来ても楽しませる自信がありますので、まずは一回ライブに来てください。学生の皆さんは、私は大学には行っていませんが、皆さんと年が近いので、仲良くしてください。(笑)この先、明確な目標が決まっていない人もいるかもしれませんが、何を選んでも、その選択を後悔するかどうかはその先の自分にあると思うので、目の前にあることを諦めずに頑張って行ってください。


取材:梶 裕太 編集: 高橋祐貴

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?