輝き人! NO.9 JAMIL 後半

前回に引き続き、JAMILさんを紹介します。

(JAMIL提供)

interview

―安室さん自身はこちらでどのように変わりましたか?
安室:体は絞られて、筋肉が付きました。高いヒールも履きやすくなりましたし、女性らしい体のラインも手に入れることが出来ました。それに、姿勢も良くなりました。大学に入って、初めてダンスをしたのですが、純粋に踊りが楽しいって思っています。加えて、もっとベリーダンスを知ってほしいし、多くの人を笑顔にしたいとまで思えるようになりました。ベリーダンスは高校まででやっていた人が少ないので、みんなが最初は初心者なんです。ヒップホップとは違って、最初の段階では差がないので、上手くなるかどうかは入ってからの努力の差ですね。
―そもそも、ベリーダンスを始めたきっかけを教えて下さい。
安室:先輩が踊っている姿に憧れたんです。入ってみて、奥の深さを実感しています。アラブの人の考えであったり、それを踏まえた踊り方だったり・・・。先ほど言った部員同士の強い繋がりもあって、入って良かったと思います。
―自分に点数をつけるとしたら、何点ですか?
安室:25点です。日焼けなどをしたりと体のメンテナンスが足りなかったり、みんなへの連絡が遅れたり、部員を上手くまとめられなかったり・・・。歴代の代表と比べても、全然引っ張れていなくて。代表の重さを感じながらも、それについていけない自分も強く感じています。でも、0点でないのは1年生と接する時間を多く取れているからです。私たちが1年生の時の3年生は憧れであり、一緒に踊るのですらドキドキしていました。ある意味で遠い存在で、何か盗めるものは無いかって必死に先輩の踊りを見て、学んでいました。その頃の私たちには盗むしか手段がなくて、そのうえで自分たちで考えながらやってきました。でも、今は2年生がいないからなのか、今の1年生とは近い位置で接することが出来ています。1年生もやる気のある子ばっかりで、教わることに貪欲です。“教えて下さい!”って、すごく勢いがあるんです。そういう意味では、私たちと今の1年生は両極端にあります。
―どっちがいいんでしょうか?
足して2で割ったくらいがちょうど良いです。ある程度は考えて、それでもって教えてもらうのが一番だと思います。2年生がいないこともあって、2年生という出来ていない先輩を見ていないから、彼女たちの指標となるのは私たちのみになってしまうんです。そうなると、1年生からしたら、求める技術が高いです。求める技術が高くなり過ぎるばかり、基礎練習がおろそかになってしまわないか心配です。一気に発展しようとするのは怖いですね。

(安室ゆうな)

―お二人がここに求めるものは何ですか?
安室:人とのつながりを通じて、かけがえのない仲間や友達を得ることです。社会に出たら、利害関係があったりと、純粋な仲間に会える機会は減ってくるので、学生としていられる最後の時間に、それを成し遂げたいです。
小高:高校までと今まで体育会の部活に入ったことが無かったんですが、サークルなどに入って周りに流されて、大学時代に何も得たものが無いってなるのは嫌でした。そうやって後悔しないためにも、部活に入って充実したことができればなって思ったのがきっかけで、JAMILに入りました。加えて、元々クラシックバレエをやっていたので、ここならその特技も生かせるって思いました。入部当初から、やるからにはトップを取りたいと思い、これまで頑張って来ました。そして、代表のゆうなが表で活躍するなら、私は裏でレッスン部長としてチームを支えて行きたいです。主役というより、誰かの影となってサポートしていく方が自分に合っているので。
―引退までに、チームをどう導いていきたいですか?
私たちが引退するまでに、新入生をゲットしたいです。私たちは、2年生からの入部も歓迎していますので、是非少しでも興味のある方は一度見に来て下さい。文化祭では、そこも意識して、来年の1年生の目に留まるような演技がしたいです。それに、部活に入る良さというのはたくさんあるので、そこも知って欲しいですね。その良さが来年以降の新入生にも伝わっていけばいいかなって思います。サークルは時間にルーズであったり、本来の活動内容以外のところでの活動がメインとなったりすることも聞きますが、私たちのような部活では時間に厳しく、練習のメニューも最初から最後までみっちりやります。それゆえ、仲間意識が強くなり、メンバー同士の濃い繋がりを築けます。私たちの大学にはクラスがないので、人間関係が希薄になりがちなんですが、部活に入ることで一生の仲を築いて行くことができると思います。
―代表の安室さんからメンバーに伝えたいことは何ですか?
安室:今しかないこの貴重な時間を私たちの部活に捧げてくれて、ありがとう。これからもずっと繋がっていこうね。

(JAMIL提供)

―今後の目標は何ですか?
うちの大学には投票制度があって、そこで毎年、一番人気の部活が決まるんです。ダンス部がいつも一位なので、そこを倒して、私たちが一位を取りたいです。公演には見に来てくれる方は多いのですが、みんな照れちゃって、話しかけてくれません。私たちは、もっと皆さんと話したいので、是非今度お話ししましょう!あと、大学でベリーダンス部と言ったら、真っ先に“フェリス”の名前が挙がるようになってほしいです。そのために、私たちも努力を重ねます。
―いろいろお話を伺えたところで、ズバリ、JAMILを一言で言うとなんですか?
“多様性”です。多様性と言っても、それぞれがバラバラというわけでなく、文化祭という最終目標に向かって、個人のダンスのレベルを上げていくということです。文化祭というチームの目標に向かっていくと同時に、その先にある個々の目標には差異があります。最後までやり切った時に果たして自分は何を得たいのか?そこにはそれぞれのヴィジョンがあります。
―最後に読者の方にメッセージをお願いします。
まずは、ベリーダンスの魅力を知って欲しいです。そのためにも、私たちの公演を一度見に来てください。公演依頼も受け付けていますので、気に入って頂けるようでしたら、以下の公式アドレスまでご連絡下さい。
―貴重なお話をありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。
【~以下、当日取材に協力して下さったみなさんです~】

玉置 采歌
Tamaoki Ayaka
フェリス女学院大学1年。文学部英語英米文学科。
JAMILに入ったきっかけ;
受験勉強をしている時にモチベーションを上げたくて、サイトを見ていて、可愛い衣装を着ている人たちに憧れて、入りたいなって思っていました。

森田 真衣
Morita Mai
フェリス女学院大学1年。文学部英語英米文学科。
JAMILに入ったきっかけ;
衣装が可愛かったからです。

石渡 舞
Ishiwata Mai
フェリス女学院大学1年。文学部英語英米文学科。
JAMILに入ったきっかけ;
高校生の時に学園祭に来て、先輩方の妖艶なダンスを見て憧れたからです。それに、民族系のダンスを通して、異文化理解を深めたいと思ったからです。

小高 玲奈
Kodaka Reina
フェリス女学院大学3年。文学部日本語日本文学科。
最後の舞台となる学園祭に向けて;
レッスン部長として、ダンスの面で皆を引っ張っていきたいです。これまで代表のゆうなと背中合わせで頑張って来たので、最後まで、表はゆうな、私は裏でチームを支えていきます。文化祭ではゆうなの70点が100点になるように、観客の皆様に満足してもらえるように頑張りたいと思います。ちなみに今年の文化祭では、5期生が自分の殻をやぶれるようなソロ曲を考えています。

安室 ゆうな
Yasumuro Yuna
フェリス女学院大学3年。国際交流学部国際交流学科。
最後の舞台となる学園祭に向けて;
最後のステージでは、嬉し涙が出るような踊りがしたいです。集大成として、今まで私たちがやってきたものが発揮されるといいですね。
意気込みを一言で;
“魅了して、彼氏をゲットするぞー!”

(JAMIL提供)

【JAMIL】
公式Twitter:https://twitter.com/JAMIL_ferris
Blog :http://ameblo.jp/jamil-ferris/
公式アドレス:jamil-ferris@hotmail.co.jp
取材協力:フェリス女学院大学。
フェリス女学院大学ベリーダンス部JAMIL。

取材:梶裕太 編集 高橋祐貴

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