輝き人! NO.8 坂本有里紗/Arisa Sakamoto

今回は輝き人として、
モデルの坂本有里紗さんを紹介します。

―PROFILE―
坂本 有里紗
Sakamoto Arisa
1993年9月2日生まれ。北海道生まれ、東京育ち。B型。
フリーモデル /  東京歯科大学3年

interview

―本日は、お忙しい所お越しいただき、ありがとうございます。坂本さんは普段取材を受けられますか?

坂本:取材という取材は今回が初めてです。普段はサロンモデルやフリーモデルをやらせていただいています。
―因みに、「輝き人!」の特集は御覧になられましたか?
坂本:はい、見ました。皆さんメディアに出られている方だったり有名な方だったりミスコンにでる方だったり…とかなり恐れ多いです…依頼して頂いたけどほんとに私でいいのかなって…(笑)
私は普段歯科大学に通う普通の歯科大生です。たまにモデル活動をしているっていうくらいで…なので正直少し不安もありますが、歯科大生をやりながらこうした活動をするってなかなか無い機会だと思うのでそこは私の強みかなって思います。
―ありがとうございます。
―これからもモデルと学業は両立させていく感じですか?
坂本:せっかく楽しくお仕事させて頂いているのでやれる限りは続けていきたいですね。でもこれからもっと学業が忙しくなっていくので、どうなるのかは分からないです。できる時間を見つけて細々とでも続けていけたらなって思っています。
―モデルって大変ですよね。外から見ていると、そんな気がします。
坂本:そうですね、小さなことですけど撮影前日は塩分やお酒を控えたり、睡眠時間や起床時間にも気を配ります。起きたら熱いシャワーとマッサージは鉄板です!
―好きな芸能人の方はいますか?
坂本:ずっと前から、元モーニング娘。の高橋愛さんとモデルの木下優樹菜さんに憧れています。
―おふたりともご結婚なされましたよね?
坂本:そうですね、おふたりとも芸人さんと結婚されてとても幸せそうだなと思います。毎日高橋愛さんと木下優樹菜さんのインスタグラムとブログを見ているのですが、高橋愛さんはファッションもメイクもわたしのツボなんです!木下優樹菜さんは子育ても料理もしてさらに自分のブランドも成功させていて…同じ女性としてとてもかっこいいと思いますね。
―坂本さんは将来、どんな女性になりたいですか?
坂本:過去を振り返らない女性になりたいです。歯科医師としては、患者さんを笑顔にできるような女性になりたいですね。

―そもそも、どうして歯科医師を志すようになったのですか?
坂本:高校生の時に全然勉強というものをしていなくて・・・。塾には通っていたのですが、ただ漠然と通っている感じで。その現状に見かねた母が私に受付でのアルバイトをやらせてくれたんです。「受付をしながら、学校の宿題をしなさい」って。でも、それがきっかけで普段見られない歯科医師としての母の姿を見ることができました。家ではおっちょこちょいなんですが、働いている時は同じ女性として単純にカッコいいって思いました。それから、そんな母の背中を追いかけて、歯科医師になりたいと思うようになりました。
―医者になることは考えませんでしたか?
坂本:考えなかったですね。尊敬の対象が歯科医師である母だったので。私は、歯科医師といっても、歯列矯正に興味がありました。なので、最終的な目標は矯正の専門医になることです。歯科医師の免許はその通過点なのでもっともっと頑張らないとだめですね(笑)
―どうして、矯正に興味があるんですか?
坂本:私って実は以前、すごく出っ歯だったんです。そのせいで、心から笑えなかったり、笑う時も手で口元を覆ったりして。自信も持てませんでした。でも、矯正医である母が治してくれたおかげで、ちゃんと心から笑えるようになりました。矯正一つで凄く変わった自分がいるので、そこは自分の中では大きな存在ですし、わたしと同じように歯並びで悩んでいるひとたちを笑顔にしたいからです。
―それで、普段は学業にモデル、部活にバイトですか?
坂本:はい。日時的にやりたいなって思ったモデルの仕事が出来ないことがあって、断ることもありますね。そういう時は辛いですけど、将来は矯正医になるという元々の目標を思い出して、勉強を頑張ろうって発破をかけています。
―モデルとしては、どこまでやっていきたいですか?
坂本:雑誌の紙面に載りたいです。
―載りたい雑誌はありますか?
坂本:ずっと見ていて載りたいって思うのは、”JJ”です。最近はサロンモデルのお仕事も増えて来ているので、ヘアーカタログにも載れたらいいな。
―その目標は達成できそうですか?
坂本:前よりかは近いと思います。HOT PEPPERや美容室のHP、YouTubeにはデビューが出来たので、次は雑誌にも載りたいです。
―両立の秘訣はあったりしますか?
坂本:それぞれのことに対して、メリハリをつけて臨むことです。何か一つのことをやっている時は、それだけを楽しむようにしています。“部活の時間はゴルフを楽しもう!”とか、バイトは焼肉屋なんですが、“働いている時はお客さんとのコミュニケーションを大切にしよう!”とかって思いながらやっています。
―焼肉屋で働いているんですか?
坂本:はい、ホルモンが大好きで(笑)。焼肉屋で働けば、まかないでお肉が食べられるかもって安易な考えで応募して働きだしました。約一年前から、店長のスカウトがきっかけで、もう一個別の焼肉屋でも働き始めました。どんだけお肉好きなのってよくつっこまれるんですけど(笑)

―バイトは楽しいですか?
坂本:はい、楽しいです。ずっと立ちっぱなし、歩きっぱなしだから疲れるんですけどね。(笑)でも、人と関わるのが好きなので、向いていると思っています。世の中にはもっと稼げるバイトもありますけど、お金というよりは内容を大切にしたくて、好きだから今のバイトをやっている感じです。それに、そこでのコミュニケーションが将来にも活きていくって思えば、なおさらですね。
―コミュニケーション、大事ですよね。日に日に実感しています。
坂本:大事ですね。大学でエプロン掛けの実習があるのですが、その時に患者さんや先生と笑顔で会話が出来ないとダメなので。
―コミュニケーション能力は鍛えられましたか?
坂本:そうですね…わたし3年前は相当人見知りでした。自分から他人に話しかけるとかもってのほかで…今なら考えられないです(笑)
バイトを始めた当時はサラリーマンの絡みにどう返して良いか分からなくて…。でも、今はそれにもある程度は対応できたりして、コミュニケーション能力も上がって来たんじゃないかなって思っています。
―部活はゴルフなさるのですね?
坂本:はい、大学に入ってからこれまでやったことのない新しいスポーツがしたくて、せっかく始めるなら、いくつになっても続けられるものが良いかなって思って、ゴルフを始めました。社会人になってから身に付けるよりは、自由な時間のある学生のうちに習得しちゃおうって。
―ゴルフは接待で使う感じでしょうか?(笑)
坂本:そういうずるい考えもあります。(笑)
―たくさんのことをやられていて、お体の方は疲れませんか?
坂本:小さいころから体はそんなに強くないんですけど…(笑)でも、小さい時から青汁を飲んでいますしサプリも飲んだりしています!
―健康も気にかけていますか?
坂本:はい。野菜を食べようと心掛けています。時間がなくても野菜ジュースを飲んだり、あと好き嫌いがないので、食べようと思えば何でも食べられます。
―好きな食べ物はありますか?と質問を投げようと思いましたが、ホルモンでしたよね。(笑)
坂本:はい、ホルモンです。(笑)お酒の趣味も男性寄りで、甘いカクテルよりはウーロンハイやビールが好きです。(笑)

―さて、ここからは「輝き人!」の特徴でもあるその人の内面について深く探っていきたいのですが、
―まず、長所と短所を教えてください。
坂本:長所は誰とでも仲良くなれることです。短所は、ネガティブです。
―ネガティブですか?
坂本:はい、自分に自信がないからです。そもそも、この活動を始めたきっかけが、当時の元カレに自信を失くすようなことばっかり言われて、それを見返してやりたくて、『BIJIN TOKEI』に応募したんです。憧れの先輩がそこに出ていたこともあったのですが・・・。
―その方には見返せましたか?
坂本:どうでしょう…(笑)今でも会うたびに口が悪いです。(笑)
―どこが好きでしたか?
坂本:中学生の時からずっと仲の良い友達だったのですが、気づいたら好きになっていたパターンです。かっこよかったけど、性格かな・・・。
―坂本さんはどういう性格の方が好きですか?
坂本:周りに気が配れて、誠実な人です。なるべくついてほしくないけど、もし嘘をついてもバレないようについて欲しいです。

―ここで、坂本さんの世界観を聞いてもよろしいですか?
坂本:わたしのモットーは、自分に嘘をつかないことです。自分に嘘をつかないっていうことは他人にも嘘をつかないことに繋がると思っていて、なので同時にその人にも嘘をついて欲しくないです。その人自身や私、私以外の友達にも。もっと発展すると、自分の意見をはっきり言う人が好きですね。私もはっきりという方です。もちろん、他人を不快にさせずに思っていることに関しては遠慮せずに言っていきたいです。
―先程のお話ですと、嘘はバレなかったら良いのではないでしょうか?
坂本:バレなければ、嘘じゃないかなって思うからですね(笑)隠したいことがあるなら、隠しても良いけれど、バレたらアウトです。
―嘘をつくのは得意ですか?
坂本:私は嘘をついたら、すぐにバレてしまいますね。顔に出ちゃうんです(笑)だから相手には嘘はついて欲しくないし、もし、つくのなら、分からないようにしてほしいです。
―嘘を見破れる方ですか?
坂本:人にもよるのですが、長く一緒にいる子なら分かりますね。でも、自分のことに関しては鈍感なので、あんまり気付かないです。あとから知って、がっかりするタイプです。
―モデルを通して、伝えたいことはありますか?
坂本:歯科関係のことは発信していきたいです。様々の情報が錯綜していて、中には企業の利益のために事実のように語られているものもあったりしますね。
―事実を伝えていきたい感じですか?
坂本:はい、そうです。予防歯科やホワイトニング、治療費の相場などは皆さんが知りたいことだと思うので、積極的に伝えていければって思います。
―事実を伝えるということは、企業に立ち向かうことでもありますよね。
坂本:潰されないなら、伝えたいです。でも、一個人より一企業の方が圧倒的に強いので、立ち向かわないかもしれないです。
―事実を知りながら、嘘を許すことになります。それですと、損をする人もいませんか?
坂本:立ち向かわない程度に、細々と伝えていければって思います。
―それでは、多くの人には伝わりませんよね?
坂本:自分を犠牲にするか、他人を犠牲にするかですよね。究極の選択ですね。(笑)難しい選択です。
―最終的にはどっちを選ぶと思いますか?
坂本:今なら将来がまだ約束されていない学生ですので、自分・・・かな。でも、将来、歯科医として手に職を持てたら、他人を優先するのかな・・・。まだ、怖いっていう気持ちもあります。
―そうなったら、坂本さんの周りの方も傷つくことがありそうですね。
坂本:炎上とかですよね。それは、怖いです。今こうしてモデルの活動をしていて、いいなって思ってくれる人がいるってことは、同時にそう思わない人もいるはずなんです。ひとりでも応援してくれる人がいる限り、続けていきたいです。その原理からすると、たとえ炎上しても、味方がいるのなら、本当のことを伝えていきたいです。
―周りに迷惑がかかるときはどう対処していきますか?
坂本:歯科医師になって家族に恩返しがしたいっていう思いがあるので、結局は家族を優先するのかも。さっきはカッコいいこと言ったんですが・・・。
―絶対に守りたいものは何でしょう?
坂本:今は、家族です。
―自分よりもですか?
坂本:はい。自分はひとりでも、なんとかやっていけると思うんですが、家族は今の形のまま変わらずにあってほしいです。

―ここで、突然なのですが、今、坂本さんが語りたいことを語ってください。(笑)
坂本:私って、結構普段何も考えてなくて、何かについて話すことはできるのですが、こういう質問をされると困っちゃいますね。(笑)
―歯科医師を目指すとなると勉強のイメージを抱く人は多いと思います。坂本さん自身、勉強は好きですか?
坂本:数学とか物理とかはあんまり好きじゃないです(笑)でも歯科関係の勉強はすごくすごく楽しいです!実習も楽しいですし、講義も聞いててすごく面白いです。
―留年とはほど遠そうですね。
坂本:留年はしないようにしています。実を言うと、毎年ギリギリです。(笑)毎年、もっと早くからやっておけば良かったとは思うんですが、実行できていません。(笑)
―単位を落としたりしますか?
坂本:私の学校は8割の出席がないと、試験が受けられなくて・・・。一学期に3回休んだら、アウトなんです。単位制ではなく、出席もしながら全ての授業を取らないといけなくて、大変です。
―それは、大変ですね。
坂本:はい。毎日1限とかなのに朝苦手なので、遅刻しそうになったりします。平日は9時から17時半まで授業があるんですけど、朝早くから、いつもギリギリ間に合って、授業を受けてます。(笑)
―学生でモデルをやっている方ですと、中には全然学校に行っていないということも聞くんですが、坂本さんは本当に両立していますね。
坂本:ありがとうございます!学業に加えて、月と金に部活があって、基本土日はバイトをして、モデルはバイトの隙間やバイトがない土日にやっています。あとは、部活がない平日の夜とか。
―今の優先順位はどんな感じですか?
坂本:休めないという意味で、学業と部活が第一です。その下に、バイトとモデルがイコールである感じです。バイトのシフトの提出が2週間ごとなんですが、シフトが確定する前はモデルの仕事を優先しますが、シフトが決まってしまうと、お仕事の依頼を頂いてもすぐに返信できないことがあります。
―忙しいですね。そうなると、プライベートは無くなりますね。
坂本:そうですね。今は彼氏がいないので、ちょうどいいです。趣味もインドアなので。
―趣味は何ですか?
坂本:読書と料理です。それにゴルフを加えられるように、今は練習中です。
―お時間も残りわずかとなってきました。最後にこれだけは言っておきたいことはありますか?
坂本:こう見えて、すごくアイドルが好きです!
―好きなアイドルはいますか?
坂本:モーニング娘。の佐藤優樹さんです。加入前のオーディションの時から注目していて握手会に行くほど好きです!(笑)この前まで、大阪に旅行に行っていたのですが、そこから帰ってくる新幹線の中で、モー娘。一団と遭遇しちゃいました。移動中だったので話しかけずに眺めているだけでしたが…
他にもハロプロにはモーニング娘。だけじゃなくて素敵なアイドルがたくさん在籍しているので、私は、ハロプロの良さを伝えていきたいです。(笑)
―では、ハロプロの良さを教えてください。
坂本:ライブも歌番組も口パクじゃないところです。ダンスも歌も全部本気でやっていて、本当に可愛いんです。好感が持てます。そのために努力をしているところも魅力的です。
―聴いていて、口パクは分かりますか?
坂本:CDを聴きこんでいれば、分かりますね。
―アイドルのグループの方って、皆さん、声が似ていませんか?
坂本:確かに似ていますよね。でも、モー娘。はみんな特徴があって、すぐに誰が歌っているのか分かりますね。
―そろそろ、お時間のようですね。最後に記事を見ている学生に対してメッセージをお願いします。
坂本:学生のうちは、学生にしかできない自分のやりたいことをやった方がいいです!やって下さい。「後悔先に立たず」です。もちろん、親御さんに迷惑をかけない程度で。海外旅行にいくとか、留学をしてみるとか、働きたいところでバイトするなど何でも良いので、ぜひ学生のうちにしかできない経験を積んでください。

【坂本有里紗】
Twitter:https://twitter.com/arisachan0902

取材:梶裕太 編集:高橋祐貴

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