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30歳にもなって、う〇こを漏らした話。

釣りでも何でもない。

僕が、漏らしたものは、ため息でも愚痴でもない。


💩だ。


僕は、おなかが弱い。

今回は、30歳にもなって何故💩を漏らしてしまったのか、

頭の中を整理しながら、新鮮な記憶を,


漏らすことなく


一気に書いていきたい。

※お食事中の方もいらっしゃると思い、比喩表現でマイルドな仕上がりを意識しましたが、逆にリアルに感じられる部分があるかもしれません。
『終始💩の話だ!!』とあらかじめご理解いただいた上でお読みください🙇‍♂️


💩を漏らすまでのスケジュール


💩を漏らした日、
僕は、妻・子ども2人と一日中外出していた。

じゃらんのポイントが1万ポイントほどあり、

今月で有効期限が切れてしまうため、

午前中~夕方まで子どもが遊べる施設に行き、
ホテルで夕食を食べ帰宅する。

そんなスケジュールの一日。

目的の場所は、自宅から片道一時間。

決して近場ではないが、遠すぎない。

小さい子どもを抱えて、非日常感を味わうには、

ちょうどいい距離感だった。


日中は特に便意を感じず、何事もなく過ぎていった。

寝る間も惜しみ、走り回る子供の姿を見て、

『子どもの成長ってほんと一瞬だよな~』という

ありきたりな言葉を妻に漏らしていた。

この後💩を漏らすなんて夢にも思っていないのだ。


問題は、夕食だ。

夕食は、ブッフェだった。

僕は、ブッフェや食べ放題になると、人が変わる。

過去の記事で、ダイエットの記事を書いている。

記事の中に、体に良いものを食べまっせ!

みたいなことを書いているが、ブッフェは別だ。

前もって決まったお金を支払っているんだから、

全種類食べないと気が済まない!

という謎理論に駆られて、めっちゃ食べるのだ。

ちなみに、スイーツも漏れなく全種類制覇する。

この後💩を漏らすなんて夢にも思っていないのだ。

スイーツも漏れなく全制覇!


そして、今回のブッフェ会場、めちゃくちゃ寒かった。

冷房がガンガン効きまくっていたのだ。

正直、💩を漏らしてしまった理由がどこにあったのか?

明確な理由は分からない。

急な食べ過ぎが原因なのか?

急激な気温差が原因なのか?

変なものを食べたのか?

これといった決め手はないが、

おそらく様々な要因が重なって💩を漏らしてしまったのだろう。

💩との闘い


夕食を食べ終えた僕は、

この時点で既にお腹に違和感を感じていた。

妻に子どもを預け、トイレにこもる。

だが、この時点で💩は出なかったのだ。

トイレにこもった時間は約5分。

もうちょっと粘れば出そうな雰囲気は確かにあった。

じゃあ、粘ればいいやんけ!と思われるかもしれないが、

ここが、子育て夫婦のつらいところ。

トイレ内まで子どもの叫び声が聞こえてくると、

早く切り上げなきゃ!と思うものなのだ。

出なかった💩に一抹の不安を抱えつつ、

僕は家路を急ぐことになる。

家までのルート、所要時間はこうだ。

1)夕食会場~駅まで:10分
2)電車:40分
3)最寄り駅~家まで:10分

計1時間。

お腹の違和感が、

『あれ、ちょっとやばいかも』に変わったのは、

1)夕食会場~駅までの移動中のことだった。


序盤も序盤、めっちゃ序盤なのだ。

だがしかし、僕は便意の逃し方を会得している。

冒頭にちらっと書いたが、

僕は、おなかが弱いのだ。


つまり、今まで何回も絶体絶命を経験し、

乗り越えてきている。

まず、僕がどのように便意を逃しているか?

について話していきたいのだが、


一般的に有効とされている💩のことを考えない。
気を紛らわす。という方法。


んなもん、通じるわけねぇだろ。笑



例えば、暴飲暴食が原因であなた死にますよ。

と言われれば食事としっかり向き合い、

食生活を見直さなくちゃいけないじゃないですか。


これを言うと怒られるかもしれませんが、

日常生活で、死を感じる時って、

💩を極限まで我慢している時だと思うんです。


絶望感、止まらない冷や汗、遠のく意識、
あぁもういいやという諦め。

これは僕が💩を極限まで我慢している時に感じる感情・体の変化です。

だからこそ、僕は💩が漏れそうになったら、

とことん💩と向き合うんです。

じゃあ、どのように向き合っているのか?

僕は、💩が漏れそうになると妄想の世界に入り、

諸葛孔明になりきります。

諸葛孔明とは、

紀元前、中国が三国時代だったころ、

蜀の国で天才と呼ばれた軍師です。

天才すぎるがゆえに、

現代でも上手く人をはめた時に

『孔明の罠』なんて言い方がされますよね!

そして、『あれ、ちょっとやばいかも』

と感じた僕は、早くも諸葛孔明になりきり、

作戦を立てる。

まずは、家に着くまでの時間を算出する。

今、夕食会場から、駅までたどり着いた。


だから、あとは電車40分。

最寄駅から家までの10分の計50分間をを乗り切ればいい。


そして、自分のおなかの調子を当て込むと…

大丈夫。あと1時間はもつ。

駅のトイレで用を足すという選択肢ももちろんあったのだが、

一刻も早く帰宅し、子ども2人をお風呂に入れ、

寝かしつけを行いたいという状況を考えると、

間違いなく我慢できるとはじき出した

僕の孔明を信じたかったのだ。


この孔明の読み。

的中する。

電車に乗っている40分。

便意という名の敵が襲ってきても、

経験豊富な孔明の前では足元にも及ばないのだ。

過去に三国時代の覇者と言われる、

曹操に攻められた時も、 

返り討ちにしてきた孔明なのだ。

計算しつくされた読みの前では負けるわけがない。

今回攻め込んできたのは、良くて韓当レベル。

もう、孔明の相手じゃないのだ。(韓当ファンの方スミマセン)


そして、最寄り駅に到着。

残りは最寄駅から家までの10分だ。


今日も助かったよ孔明。


僕は、妄想の中の孔明に礼を言った。

今のお腹の調子だと何とかなる確信があった。


かといって、一刻も早く帰りたい僕は自然と足早になる。

1歳の娘を乗せたベビーカーを必死に押して歩く。

そして、後方に妻&2歳半の息子。


『エレベーター混むから、階段で降りるね!』


我が家では、エレベーターを少しでも多くの人が使えるように、

ベビーカーを押していない方の親は、

階段かエスカレーターで移動するようにしている。

なので、今回は僕がエレベーターで降り、

妻と2歳半の息子は階段で降りることとなった。


そして、僕の方が早く地上につく。

妻と息子の合流を待つが、

3分ほど待っても階段を降りてくる気配がない。

何もない状態での3分なら

気にすることはないのだが、

今の僕は、孔明になりきり、

我が家のトイレまでの所要時間を綿密に逆算しているのだ。

この3分は致命的である。


妻と息子が何をしているのか考えてみる。

そして、

僕は、

大きな計算ミスをしていたことに気付く。

階段付近には、
息子の大好きな電車がばっちり見える、

『電車好き少年の心をくすぐるスポット』

があることを。

ここここ!後日撮影。いっつもこんな感じ。


いてもたってもいられず、妻に電話すると、

やはりそうだった。

『でんしゃ~!!!!』と目を輝かせた息子が、

その場を動こうとしない。と。


その瞬間、

孔明の目の前に、突如としてとてつもない敵の軍勢が現れる。

そして、孔明めがけて先陣を切っているのは、、、



呂布だ。



『ごめん、限界かもしれない。申し訳ないけど、娘と先に帰らせていただきます』 

妻に告げた。


21時近い時間に、

疲れ切った2歳半の息子と妻を残し、

ベビーカーに乗った娘と一緒に小走りで帰る自分に罪悪感はあった。

だが、30歳にもなって💩を漏らす瞬間を

妻・息子に見せるわけにはいかなかったのだ。

そして、恐怖の10分間が始まる。

この10分間、思い返せば

電車に乗っていた40分より長く感じた。


電話を切った後、本格的に小走りを始める。

だが、その小走りで距離を稼ぐ時間は、

すぐに終わりを告げる。

振り返ると、

呂布が、

すぐそこまで来ているのだ。

つまり、走ったら出る。
いきなりクライマックスなのだ。


呂布がすぐ後ろにピッタリついている時の恐怖は、経験した者にしかわからない。

絶望感、止まらない冷や汗、遠のく意識、あぁもういいやという諦め。

僕が💩を極限まで我慢している時に感じる感情・体の変化なのだ。

死を感じる瞬間なのだ。


この時点で僕は悟る。

今回の闘いは呂布にここまで迫られてしまった以上、勝つことは諦めよう。

腕一本ぐらいなら、くれてやる。

だけど、
命はやらない。
生きて逃げ切れば勝ちとする。

そう決めたのだ。

つまり、

💩をすべて出し切れば僕の負け。
パンツを洗えば済むレベルなら僕の勝ちだ。


このように考え方をシフトし、

粘り強く呂布から逃げる。

そうすると、呂布との距離が一瞬開くときがある。


『あ、あなたは関羽さんじゃないですか!』


呂布と並び称される三国時代の武の象徴。

関羽が味方をしてくれる瞬間があるのだ。

そう、便意には波がある。

その波をうまく使って僕は小走りし、

距離を稼ぐ。


だがしかし、

関羽の心は、呂布以上に気まぐれなのである。


最初は呂布を遠くまではじき返してくれていた関羽も、

次第に距離を稼げなくなり、

いなくなってしまったのだ。

『か、関羽さん??』

孔明は、あくまで軍師だ。

作戦を考える天才であり、武の達人ではない。

直接、呂布と殴り合ったら勝てるわけがない。


考えろ!考えるんだ!!

関羽がいなくなってしまった今、

極限の状態でも頭を使うしかないんだ!!

じゃないと、ほんとに出る。💩


そうして僕は、最終奥義を繰り出す。

門を固く閉じるのだ。

これ、諸刃の剣で、

お尻に全集中して、

筋肉を限界まで使って、

なおかつ、

ベビーカーを押しながら歩かないといけないので、

リアルにお尻が攣る。

文章を書いている今、
この闘いから一夜明けでいるのだが、
お尻だけ筋肉痛なのだ。

正直、椅子に座るだけで痛い。


シンプルだが、

極限まで追い込まれた今、

この方法しかないのだ。

籠城戦だ。


門は閉じたものの、

呂布を筆頭に名だたる武将が

門に総攻撃をかけている。 

まさに、絶体絶命。


できる限り早足でベビーカーを押す僕。

ふと、ベビーカーに目をやると、

娘が振り返って、僕の顔を見ていた。ニヤッ

僕のことを応援してくれていたのかもしれない。

だが、この時の僕は生きるか死ぬか。

極限の状態。

ニヤッとする娘の顔を見ながら思ったことは、

『オムツっていいな』だ。


この瞬間、僕は闘いから目を背けてしまった。

ベビーカーが、道の段差につまづき、

身体に予想外の力が入る。

そして、足が止まってしまったのだ。


一瞬、門が開いた。

その隙を呂布が見逃すはずがない。

『よぉ、3年ぶりだな』呂布の頭が門を破った。


負けたと思った。

命まで取られると思った。

今、破られた門の中がどのような状況か、
正直分からなかった。

頭が抜き出てきた感覚があったのだが、
すぐに体勢を立て直し、門を締め切ったため、
頭だけで防げている可能性もある。

だが、全て出ている可能性も感じていた。

あとは、神に祈るしかなかった。


あと、家まで1分ほど。

確実に頭まで門を突き破っている
呂布を目の前に、降伏も考えた。

もう、諦めて、
全て出してしまえば楽になると。

だけど、僕は最後まで籠城することを選んだ。

理由は、父親としてのプライド。

頭まで💩出しておいて、 

プライドとかwwって思われるかもしれないが、

全部出ると出ないじゃ、やっぱり違うのだ。


この1分間は本当に地獄だった。

呂布の殺気が感じ取れるほど、
顔前に迫られているのだ。

普通に歩くことなんて不可能だ。


ベビーカーを押しながら、

バレリーナのようなつま先歩きと、

一時停止を繰り返す。

そして、何故か五木ひろしのこぶしのように強く握りしめ、揺れ動く右手。

周りから見ると、ただの変態だ。

だが、そんなこと気にしていられない。

僕は、生きたいのだ。

自宅が見えてきた時点で、カギを取り出す。 

事前準備だ。

ここで、想定外の事態は決してあってはならない。

💩を我慢し慣れた方ならお分かりかと思うが、

トイレが現実味を帯びてくると、

とてつもない勢いで最後の総攻撃が始まるのだ。


この最後の総攻撃をどう凌ぐか?

ここが、孔明の見せ所である。

想定外を想定内にするのだ。 

考えろ、考えるんだ。


家の扉を開けるまでは問題ない。 


だが、開けた後、すぐにトイレに駆け込めるか?


答えはNOだった。


家の玄関には傘立てが置いてあり、

ベビーカーを頭から入れると、  

ベビーカーと傘立てで蓋をされてしまい、

焦っている僕が通れるスペースがなくなってしまう。

事前にシミュレーションしていないと、

見落としてしまうポイントだった。

ほんの些細なことだが、

極限まで💩を我慢して、

ゴールが見えた時の総攻撃は本当にハンパないのだ。

1秒どころか、0.1秒も無駄にできない。


負けられない戦いがここにあるのだ。


この想定外を想定内に出来たのは大きい。

バレリーナのつま先歩きで、家の前に着く。

準備していたカギでオートロックを開ける。


家のカギを開ける。


傘立てとベビーカーで蓋をされるのを防ぐため、

後ろ向きになりお尻から入室する。


一切無駄のない動き。


やったよ、孔明。

あとは、作戦もへったくれもない。

振り返り、ズボンを脱ぎ捨て、トイレへ走る。 

ただただ、走る。

予想通り、最後の総攻撃が襲ってくる。

頭の中で三國無双の呂布のテーマが鳴り響く。

文字通り、トイレに飛び乗り、

締め切っていた門を開放する。

ものすごい勢いでなだれ込む

呂布ら名だたる武将達。

だが、そこは水の中だ。

諸葛孔明。最後は水攻めで大逆転したのである。


そして、一通り出し終えた後、

恐る恐るパンツを確認する。


ん〜〜〜〜、洗えばなんとかなる!


孔明。僕勝ったよ。


腕は無くなったけど、逃げ切ったよ。


ガチャ。
家のドアが開く。


置いてきぼりにしてしまった
妻と息子が帰ってきたのだ。


僕は、パンツを必死に洗っていた。


『まさか、子ども達の服じゃなくて、
自分のパンツをハイターにつける日が来るとは』


妻は、大爆笑していた。



あなたが💩を漏らしそうになった時、
思い出してほしい。















トイレは、早めに行け。






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