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男性の育休取得は必要なのか?


という書き方をすると、
男性の育休取得に反対なの!?って思われるかも。

結論から言うと、
男性の育休はもっと取得しやすい環境が整ってほしいと心から願ってます。

他の記事でも書いたように、
現代は核家族世帯が増えていて、
親が子どもに与える影響力、存在価値が高まりつつあり、父親という存在が子供にとってより大切な世の中になってきてると感じているからこそ、男性の育休取得は増えていくべきだと思ってます。

下の記事で、親からの愛情の割合という
話もしてますので、ご参考まで。


では、なぜ、男性の育休取得は必要なのか?
というタイトルにしたかというと、

男性:夫 と 女性:妻 の間で
男性の育休取得に考え方の違いがあると感じているから。

簡単に言うと、下記のツイートの内容。
これを今回noteで深掘りしていきます。


また、スタエフでもお話ししてます!
スタエフでは男性の育休取得への課題等もお話ししてますので、ぜひお聞きください🎙


それでは、
男女間で男性の育休に対する考え方に違いがあるのでは?
と、考えるに至った理由について、説明していきます。

dodaを運営するパーソルキャリアが、
男性の育休に対して、男女へ調査を行った結果が記事になっていました。


記事の中では触れられていませんでしたが、
調査結果の棒グラフの中に、

育休を絶対取得したくない/してほしくない

という設問がありますよね。
ここの男女の回答に対する違いが面白いなって思ったのです。


育休を絶対取得したくないという男性側の回答が
0.3%であるのに対し、

育休を絶対取得してほしくないという女性側の回答は4.1%もあるんですよね。

もちろん、
全体感で見れば少数派意見ではありますが、
ここの男女差ってかなり面白いと思いませんか?

更に、取得したいという前向きな回答でも
男女間に10%の差があり、
女性の方が男性の育休取得に後ろ向きという結果が出てます。

ではなぜ、男性が育休を取得することに対する男女差がこれほど大きいのか?

個人的に思うのは、
夫に育休を取らせてしまうと、
それは育児休業ではなく、単に休暇になってしまう可能性があるから。

ということを妻側は考えているのではないかと思う。
であれば、働いてくれた方がマシだという考え方。

つまり、何が言いたいのか??

男性が育休を取得しやすい環境を整えると同時に、
男性の育休に対する考え方を、変えていかなければならないということが言えると思う。

この点に関して、
僕も反省しないといけない部分なのですが、
育休を取得するのであれば、子どものことは全部やるし、産後の妻のケアももちろん任せてください!って思いでいないとダメだと思うんですよね。

もちろん、子育ては夫と妻2人で向き合っていくことが必要だし、両親からの愛情が子どもには必要だと思います。
でも、普通に暮らしてるだけじゃ夫が子どもに注げる愛情って、妻と比べると劣っちゃうと思うんです。

まず、妊娠・出産の経験って、女性じゃないと出来ないことですよね。
この経験の差って、個人的にかなり大きいし、男性はどれだけ努力しても分かりきれないことだと思うんです。

例えば、
妊婦体験とか行って、お腹が出っ張ってるチョッキを身につけて、こんなに重たいんだ!足元も見辛いし大変!って体験して学ぶことは出来ます。
ただ、そのお腹って、どこにぶつけても全く痛くないお腹なんですよね。

子どもがお腹にいる気持ち、お腹から出た後、元気いっぱい育てていけるんだろうかっていう不安な気持ちは、妊婦体験したり、講座を聞いたり、本を読んだりすることだけではやっぱり分からない部分があるんです。経験できないっていう事実が圧倒的に大きいんです。

この経験が欠けているからこそ、
何も考えずに子どもと向き合っていると、妻から子への愛情には絶対に劣ってしまうんです。
だからこそ、
子どものことは全部自分が見るぐらいの意識が夫側は最低限必要だと思うし、そのくらいでちょうどいいのだと思います。

そんな中、
夫の育休が単に休暇になっていたら…

僕はブチギレられて当然だと思うし、
そうなる未来が見えちゃってるから、育休に対する男女の考え方の差が数字で出ちゃってるのだと思います。

男性の育休に対する社会の理解が進むといいね!
という声が世の中で高まってきている。
僕も育休を取得するために会社と揉めた過去があるので、理解が進むといいなって本気で思ってます。

でも、
今の育児に対する一般的な考えのまま、
男性がみんな育休を取れる社会になると、家庭内で対立が起きてしまうケースがあると思う。

男性の育休推進と同時に、
育休とは何のために取得するものなのか?
という、至って当たり前のことを再認識する必要があるのだろうなと思います。

子どものことを一番に考えた
育休の整備が進んでいくことを願います。

社会的な面でも、個人的な考え方も。

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