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「障害は個性」について

こんにちはこんばんわ、OKUです。

昨今、「障害は個性」という言葉が、福祉や教育の界隈で飛び交っているようなので、一関係者として、僕の意見を簡潔かつ明確に述べようと思います。


結論から言うと、「障害は個性ではない」というのが、僕の考えです。

「障害はあくまで障害である」と考えています。


どれだけ綺麗事を並べても、辞書に書いてある通り、「ものごとの達成や進行のさまたげとなることやもの」が障害です。

但し、障害を抱えているから優劣があるとか、医学的な診断がなされているものだけが障害とは全く思っていません。むしろ、誰しもが、何かしらの障害を抱えているし、その人にとって「ものごとの達成や進行のさまたげとなることやもの」は全て障害です。

一人の人間は、いろんな色のグラデーションが混ざりあった無数の組み合わせでできています。障害は、その中のある一色で、それは個性を構成する要素の一つであることは間違いありません。

例えば、自閉症スペクトラムの「スペクトラム」には、「連続体」と言う意味があります。つまり自閉症色が入ったグラデーション。
それ自体は、良いも悪いもなく、ただそういう色をしているだけ。自閉症色が個性ではないけど、自閉症色も混ざったトータルの色は、その人の個性だと思います。


以上です。ありがとうございました。

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