嫁が貧血で荒れ狂った話

思い出すだけでもぞっとします……

あれは、昨日……

嫁(小力)が仕事から帰ってきた。

「あ~疲れた!ただいまぁ!」

その日も元気いっぱいで帰ってきた。

「タロの助~、やばい、マジ貧血~!」

相変わらず声がでかい。

「ちょっと!結膜見て!!」

そういって小力は自分の下のまぶたをめくった。

「どう!?」

なっ!?ブス……と思ったがそんなことは言えず、
「ん?普通に赤いんじゃない?大丈夫だよ」

と伝えた。すると小力は、


「そっかぁー、んなら風呂はいってくる!」

とさっそうと風呂へと向かった。
ふう、帰ってきて早々に慌ただしい……
嫁が風呂にはいってる間に、noteにコメントしよ!と思ってnoteをひらいていると、

「ちょっと~!!!白いじゃん!!!」

と嫁の叫び声が聞こえてきた。
と同時に


ドタドタドタ!!

と足音が聞こえ、次の瞬間には下瞼をめくって、私をガン見する裸の小力が現れた。

「どわっ!!!なんやねん!!!」

思わず叫んでしまった……

「瞼白いじゃん!!貧血だよっっ!!!」

「貧血の人はそんなにうるさくないっ!!!」

「ひどいっっ!!!心配してくれてもいいじゃん!!!」

といって小力は短い足を伸ばし足の裏を私の鼻に押し当ててきた。

「だああぁぁぁ!!くさーーい!!!」

そしてまた、ドタドタドタと風呂場へと向かっていった………

その後、風呂からあがってきて、「貧血だから」との理由で、バニラアイスを食べ始めた……

終わり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?