将来の夢は“名詞”ではない
あなたが子どもの頃に書いていた将来の夢はなんですか?
野球選手、サッカー選手、パン屋さん、お花屋さん、youtuber、お嫁さん。きっと多くの人が何かしらの将来の夢を持っていたでしょう。
私自身は親が車の整備士をしていたので、将来の夢は車の整備士と書いていました。
今となっては車は乗れないし車名もわからないので到底不可能ですが(笑)
それはさておき、私自身は将来の夢=職業と思っていました。これはおそらく多くの人がそうであると思います。
あえて私はここで、将来の夢=職業の考え方を辞めるべきだと提案したい。
将来の夢は思い描く自分の像でなければなりません。ゴールではないのです。
例えばプロ野球選手が将来の夢だとドラフト会議で指名された時点で夢が達成します。 看護師が夢の人は看護師資格を取ったら達成です。
なんとなく分かってきましたか?
職業は手段であって目的ではないのです。肩書はあくまで肩書であり、自分の目指す人間像がなければ人としての成長はありません。
もう一つ職業を将来の夢にすることを否定する理由があります。
それは、この世の中でなりたい自分を体現できる職業は1つではないからです。
目指した職業にたとえつけなくても、なりたい自分を体現する方法はいくつもあります。
そう思えば、あなたがあの日諦めた将来の夢はまだ達成できるかもしれません。
もし、あなたが子どもと接することのできる立場にあるのなら、なりたい職業に就いて何をしたいのかを聞いてあげてほしいです。
その答えがきっとその子の目指すべき道です。そして、あなたは考えうるすべての職業を教えてあげないといけない。
それがきっと夢を持てと無責任に発する大人たちの役割なんだと私は思います。
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