自分の頭で考える習慣を

お久しぶりです。

読書について

再び、noteで発信しようという気になりました。
書くことをやめて、どれだけの時間が経ったか。気づいたら読書ばかりしていました。電車の中で読書をする習慣がついて、小説を読み漁りました。

ただ最近、ちょっと読書に気がのらなくて。小説からは遠ざかり、調べ学習のような形の読書をしています。今の課題は「図書館は必要か」。それを調べている中で、ショウペンハウエルの『読書について』と出会いました。読んでいて、気づいたことがあります。

自分は、自分の頭で考えることをやめていた。

読書とは、人から教わることである。読書は、他人の頭で考えることである。ショウペンハウエルは言います。
すっかり、誰かの頭で考えるようになっていたなぁ。自分の頭で考える時間が減っていました。
考える素材はもう十分にある。自分の頭で考える時間をつくろう。また自分の思考が行き詰って、読書がしたくなるその時まで。

思えば小説も、「他人の人生を生きること」です。自分から離れる時間が多くなって、それで読書から遠ざかっているのかもしれません。いや、自分が読書を遠ざけたがっているのかもしれません。

自分の頭で考える

自分の人生を生きる。自分と向き合う時期が来たのかな。

さて、自分の頭で考えるにはどうしようか。そう考えたときに真っ先に「書く」ことが思いつきました。書くことは、考えること。ぼんやりして考えるのもいいけれど、眠たくなる。これまで読書という楽をしてきたから、少し負荷をかけないと。大好きな「書くこと」をしながら、自分の頭で考えようかな。

サブミッション

サブミッションみたいなものがあると続けやすいかなと思って、noteを思い出しました。
サイクリングをしている人を見かけました。その人は川の橋の上で自転車から降りてゴミ拾いを始めました。「運動のため、サイクリングをする」という目的があって、そのサブミッションとして「ゴミ拾い」をしている。そんな風に見えました。
旅行って、それ自体が目的だけど、観光とか、ご当地グルメとか、そういうサブミッションがあるとおもしろいです。
日本全都道府県を制覇したいと思った時に、僕なら公園巡りとか、カフェ巡りとか、そういうサブミッションを考えます。あ、図書館とか美術館巡りも捨てがたい。
そういうのがあるといいなって思って。「自分の頭で考える」という目的のためのサブミッション:「noteで発信する」

ほどよさと楽しさ

人は楽をしたい生き物だから。
この世界には甘い誘惑がたくさんあります。スマホにゲームにインターネット。菓子パンにお菓子。そして、読書も勉強も、甘くなる時がある。これらに自然と手が伸びます。
誘惑に負けず、まずは自分で考える。行き詰った時に、自分の意志で「甘いものたち」を活用すること。

何事も、ほどよさが大切。やり過ぎはよくない。中庸。

自分の頭で考えることは、楽ではない。けど、楽しい。
少しずつ、習慣にしていこう。

紹介した本

・ショウペンハウエル著,斎藤忍随訳(1983)『読書について 他二篇』,岩波書店


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