話しかけづらい上司が推しに

話しかけづらい上司がいました。
そう、「いた」んです。

いつも一定で、仕事は仕事と割り切っている感じ。
第一印象は「この人、仕事できそう。」

あまり笑顔を見せなくて、自分がいつ話しかけても同じトーン、同じテンション。

自分が大変な時には、厳しいと感じてしまうことも。


ある日。
本を探している時。

「何ていうタイトル?」

〈話しかけづらい上司〉が声をかけてくださいました。緊張。
一緒に本を探します。

「そんな本無いけど…。
あ、こっちに置いたんだった。」

ん…?
なんか、「テヘッ」って感じがしました。


事務室にて。
本を探している〈話しかけづらい?上司〉。

「何だぁ、ここにあるじゃーん」

…え?ひとりごと?
かわいい。
と、思ってしまった。


推せる。


その日から推しキャラとなりました。

〈推しの上司〉「何見てんの」
自分「あ、すみません…。」

2023.1.7

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