すっぱい梅干しを想像しないでください
すっぱい梅干しを想像しないで、とタイトルに書かれているにもかかわらず、梅干しを食べたときのすっぱさを思い出してしまった……(っ>⋆<c)
今回は、そんなあなたにぴったりな、ちょっとおもしろい脳のしくみのお話です。
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前回の記事「今日もいい日になるなぁ」では、「わたしたちは自分が思い込んでいる通りのものしか見えない。だから、脳をだましてポジティブなことだけを見つけるようにしていきましょう。」というお話をしました。
こちらの記事に書いたように、ハッピーな人生にするためには、こんなふうに自分の思考を変えていくことが第一歩でした。
「仕事はつらいなぁ」⇒「仕事が充実しているな」
「同僚の〇〇さんは嫌な人なんだよなぁ」⇒「素敵な人に囲まれているな」
「自分の人生はなんてつまらないんだろう」⇒「わたしの人生は楽しい!」
ここで、思考や言葉を変えていくときに、気をつけるポイントがあります。
それは「否定形を使わない」ことです。
例えば、こんな言葉たちは使わないようにしたいです。
「仕事はつらくない!」
「〇〇さんは嫌な人じゃない!」
「自分の人生はつまらなくない!」
なぜなら、脳は否定を理解できないからです。
この記事のタイトル・冒頭では、「すっぱい梅干しを想像しないでください」と書きました。
しかし、この文を読んだとき、ほとんどの方はすっぱい梅干しを想像してしまったのではないでしょうか。中にはそのすっぱさを思い出して唾液が出てきた方もいるかもしれません。
いくら「想像しないでください」と否定されても、「すっぱい梅干し」という言葉を見た時点で、脳はそれをイメージしてしまいます。すっぱい梅干しの色や形、香り、味や食感を、ありありと思い出してしまうのです。
……わたしも書いていて唾液が出てきちゃいました。
「自分はダメじゃないぞ!」という声かけは、一見自己肯定感をあげる素敵な言葉に聞こえます。
しかしいくらダメじゃないと思い込もうとしても、脳は否定を理解できないため、「ダメ」に紐づく記憶を勝手に呼び起こしてしまうんですね。
「ダメじゃないぞ」と思うたびに、自分の「ダメ」な姿が再生され、心に定着してしていってしまうのです。
これではハッピー人生に向かうことが難しくなりそうですよね。
だからこそ、「わたしは素敵だ、最高だ。」と肯定の表現を使うことが大切なポイントになります。
こういうまっすぐで純粋な肯定表現に慣れない方もいらっしゃると思います。違和感があったり、むしろ心が重くなったりするかもしれません。
そのときは、無理せずにその感情をそっとしておいて大丈夫です。
違和感や不快感が出てきたときの対処法については、今後の記事でお伝えしますので、いまは無理なさらないでくださいね。
肯定表現を使って、ハッピーな人生を描いていく。
改めて、一日の初めにこうつぶやいていきましょう。
「今日もいい日になるなぁ。」
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