『玉と石の神話67』
金剛の指示により、青や紅、エスメラルダ達は民を本宮の奥へと誘導し始めた。
「金剛…災禍が始まれば、我らには余裕などなかろう。後の事は頼む」
奥の間に向かう王と王妃に付き従った金剛は、そこで御子達の事を託されたのだった。
揺り籠の傍で、金剛は静かに時を待った。
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