『玉と石の神話38』
琥珀と共に金剛が参じると、王はこれ以上ない程硬い表情だった。
「金剛よ。すまぬ…私の予想は甘かったようだ」
「何の。これしき誤差に入りませぬ。何の為に私がここにいるとお思いです。必ずや食い止めてみせましょうぞ」
筋がわからぬ琥珀は、やり取りに耳を傾けていた。
ひとつぶやき新話de神話_玉と石の神話

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